「社会を明るくする運動」は、すべての人が犯罪や非行の防止と、罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ犯罪や非行のない明るい社会を築こうとする全国的な運動です。
犯罪や非行が生まれるのは地域社会です。また、罪を犯した人や非行をした少年の更生を果たす場も地域社会にほかなりません。更生を実効あるものとするためには、本人の意欲と併せ、本人を取り巻く地域社会の理解と協力が不可欠です。
少年による凶悪重大な事件や、いじめ・不登校・ひきこもりなどが大きな社会問題となっています。これらは急速な社会の変化の中で、地域社会の機能が弱体化し、住民同士のふれあいや親子の対話が減るなど、地域社会や家庭が持っていた犯罪抑止力や教育力が低下したことが背景にあると考えられます。
学校をはじめ、関係機関・団体の連携を推進し、地域に根ざした、誰もが参加できる幅広い活動を展開することにより、大人も子どもも夢や希望を持って、支え合って生きていける明るい地域づくりに参画することが重要です。
7月を「社会を明るくする運動」強調月間として、今回の運動の重点目標を次のとおりとしました。
- 重点目標
- (1)犯罪や非行に陥らないよう地域社会で支えよう
(2)犯罪や非行をした人たちの立ち直りを支えよう
(3)これらの点について、地域社会の理解が得られるよう協力しよう
犯罪や非行のない明るい社会を築くため、それぞれの立場で、積極的に運動へご参加ください。 |