地域の安全に対する関心が高まり、住みよい地域社会を目指して連帯感のあるコミュニティ活動が広がっています。
各地区の代表、ボランティア団体、民間企業などで実施されている「防犯パトロール」「児童見守り隊」などは、「住みよい地域をつくろう」というコミュニティ活動の基本であり、「自分たちの地域は自分たちで守る」という自主防災の連帯意識がなければできません。
平常時から人々の交流を通じて、地域の安全や防災に対する関心や意識の高まり、自主防災活動が活発化していくことが理想です。
新年度になり、各地域の自主防災組織も再編されたところが多いかと思います。地震など自然災害に対する自主防災の育成は、継続的な計画性を持って行うことが重要です。しかし、現実問題として、自治会が母体となっていることで、防災活動は自治会活動の一環となり、他のレクリエーション行事に比べ、比較的地味な活動になりがちです。また、必ずしも、住民の自発的動機による活動が多くないため、活動に対する住民の関心が低調で、組織自体が形骸化してしまうことも事実です。
良きコミュニティづくりを推進することは、地域の防災力を高め、安全で住みよい地域をつくります。地域住民、地元消防団、PTAや事業所などのさまざまな組織と連携することが重要です。防災交通課と半田消防署阿久比支署では、今後も研修会や訓練指導を通じて、地域をサポートして、防災力の向上を図っていきます。 |