乳幼児のいる家庭の備え
今後30年以内に東海地震の発生する確率は87%(M8.0程度)、東南海地震が発生する確率は60〜70%程度(M8.0程度)といわれています。現在乳幼児の子どもが成人になるまでに、この大規模地震に遭遇する可能性は非常に高いと思われます。幼児期からの防災教育は、将来の子どもの命と家族を守る減災につながります。
東海・東南海地震が発生すれば、阿久比町のほぼ全域で震度5強〜6弱の揺れが起こると予測されています。また、近年は非常に多くの風水害がこの地方でも発生しています。
皆さんの家族への被害が少しでも軽減できるよう、防災意識を持つことが大切です。特に乳幼児のいる家庭では、日ごろからの備えをしてください。一般的に最低3日分必要だといわれています。
【乳幼児のための持ち出し品】
- □粉ミルク
- 保存期間が短いため、町では現在備蓄していません。家庭でストックしておく習慣にしてください。
- □飲料水
- 発災直後から断水になるかもしれません。マンションでは停電によるポンプ停止も考えられます。大人は1日3Lを3日分必要だといわれています。
- □哺乳瓶
- □電気ポット
- 停電になれば使えません。家庭用カセットコンロとやかんで代用します。
- □紙おむつ
- 町では備蓄していません。家庭でストックしておく習慣にしてください。
- □おしりふき
- □母子手帳
- □おんぶひも
- 避難するときに両手が使えないと不便で危険です。
- □着替え
- □ベビーフード
- □食物アレルギー対応食品 (食物アレルギーの心配のある乳幼児)
- □非常持ち出し袋
地震はいつ発生するのか分かりません。平日の昼間は母子だけの家庭が多いと思います。離れた家族と連絡をとる方法は、「NTT災害伝言ダイヤル171」や各携帯会社の開設する「災害用伝言版」が有効です。利用方法と避難するときの集合場所を取り決めておくことが大切です。
保健センターでは、3カ月児検診の際、乳幼児を持つ母親に冊子を配布し、防災啓発をしています。防災交通課でも、防災についての相談を受けています。気軽にご相談ください。 |