これからの時代は、「問題解決学習能力」が求められています。
コンピュータの普及によって社会は大きく変わりました。それに伴って、言われたことをきちんとやるだけの仕事はコンピュータに任せ、機械では代われない、人間にしかできない仕事が残ってきました。
今までの教育は知識を正しく覚えて、必要に応じていかに正確に使うかという学習が中心でした。
これでは新しい時代に対応する力がつきません。どんな問題に出会っても、自分で課題をはっきりさせ、解決していく力を身に付けた人間を育てる教育に重点が移ってきました。その力をつけさせるために注目されてきたのが、問題解決学習です。
特に学校では、協力しながら課題をつかんで解決していく力を育てています。一人ひとりが課題を解決していく力を身に付けるために、グループやクラスなど複数の人と協力し合って課題解決に当たる場面を、学校教育の場に設定しています。
各教科でも、選択授業でも、総合的な学習の時間の中でも、課題をしっかりとつかんで、協力し合いながら解決する場面が増えてきます。
その中で生徒一人ひとりの力を育て、リーダーシップや協力者としてのあり方も身に付けていけるように努めています。 |