広報 あぐい
2008.10.01
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シンガポール、ニュージーランドで
海外で国際感覚を養う

 

小中学生が生活体験を報告

海外での家庭生活を体験した小学生10人と中学生10人が、9月18日中央公民館本館で報告会を開きました。子どもたちは町長や教育委員などの前で、現地で撮った写真を使いながら、楽しかった思い出や体験した苦労などを報告しました。


海外での体験を報告する
児童・生徒たち

町では「小学生海外派遣事業」を今年初めて実施しました。国際感覚を身に付けた心豊かな子どもの育成と、今後の交流の橋渡しを目的として、町内4つの小学校6年生から選抜した10人の児童を7月28日から8月2日までの6日間、シンガポールへ派遣しました。

「中学生海外家庭生活体験事業」は今年で15回目。選抜された阿久比中学の2年生10人が、ニュージーランドでホームステイや酪農家での生活、語学学習を体験しています。8月14日から23日までの10日間、「A Person with a Person 〜とある絆は海を越えて〜」というスローガンの下に、広大な自然が広がるニュージーランドで、有意義な日々を過ごしてきたようです。

児童生徒が報告した内容の一部を紹介します。

【小学生】

「出発のとき、空港でお母さんに手を振った後、しばらく会えないかと思ったらさみしくなりました。お世話になった家族に親切にしてもらえてよかったです」。

「シンガポールから橋を渡り、マレーシアに行きました。国境を歩いて行けることに感動しました。マレーシアのモスク寺院の瓦が三河産だったのに驚きました」。

「言葉は違うけど、心が通じ合えました」。

「仲良くなれた家族に手紙を書いて交流を続けたいです」。

【中学生】

「言葉の壁にぶつかりましたが、自分の気持ちを伝えようと努力すれば、相手に伝わることが経験できました」。

「異文化に触れて、生活の違いをたくさん知ることができました」。

「普段『世界』という言葉を使っていながらも、何も世界のことが分かっていなかったと実感しました」。

「ホームステイ、ファームステイでお世話になった家族に心から感謝します。今回の出会いを一生大切にしていきます」。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

子どもたちは、生活の違いに戸惑いながらも、海外生活を満喫しました。報告会では、一人ひとりが自信を付けて、大きく成長した様子が見られました。

来年の5月には、今回小学生が訪れたフェンシャン小学校の児童20人が阿久比町を訪問してくれることになりました。小学生海外派遣事業は、「愛知県フレンドシップ継承交付金事業」の一環です。阿久比町ではこれからも継続してシンガポールと国際交流を図っていきます。



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