広報 あぐい
2007.01.15
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幼・保・小・中一貫教育プロジェクト

方向性(3)

□問い合わせ先  学校教育課 TEL(48)1111(内202)

今回は生活習慣・学習習慣・食育研究部会です。


1.目指す生徒像(15歳像)

阿久比町小中学校5校の保護者と児童生徒を対象に行った実態調査(平成18年2月実施)から次のように設定しました。


楽しく給食を食べる中学生
(1)規則正しい生活を送り、自分の役割を自覚できる生徒
・時間を守り、自立的な行動ができる。
・家庭や学校における自分の役割に、責任をもって取り組むことができる。
(2)自ら進んで計画的に学習する生徒
・学習に対して関心や意欲をもち、進んで取り組むことができる。
・目標に向かって計画的に学習することができる。
・読書を好み、視野を広げ、考えを深めることができる。
(3)正しい食事の在り方を理解し、食事を通して自らの健康管理ができる生徒
・1日3食食べる。
・栄養バランスを考えて食事ができる。
・簡単な調理ができる。

2.追求する課題

実態調査や分析から、課題を次の3つにしぼり込み、調査・研究を行いました。

  1. 小中学生は、家での手伝いが不十分
  2. 与えられたことには真面目に取り組むが、自ら課題を見つけ、計画を立て、主体的に学習しようとする態度は不十分
  3. 80%以上の家庭が、朝食を取るようにしている、家族そろって食べるようにしている、栄養のバランスを整えるなどについて意識しているが、実際の食事の取り方(好き嫌い、間食、マナーなど)が不十分

3.課題解決に向けた提案・提言

次の2つの提案・提言がされました。

  1. 6歳から15歳までのそれぞれの年齢の目指す姿の設定と、その姿を実現するための家庭・学校・園からの働きかけを「家庭・学校・園がともに育ち合うための手引き」としてまとめる。
  2. 手引きだけでは分かりにくい内容について、Q&Aの形式でまとめる。

手引き参考例

幼稚園・保育園年長児(6歳)

生活習慣

基本的生活習慣を身につけ、自分から進んでできる子ども

□進んで、あいさつや返事をする。

□早寝早起きの習慣をつける。

□自分で衣服の着脱をし、必要に応じて調節する。

□遊んだものを片づけ、自分の持ち物を整理する。

□自分で排泄の始末をする。


学習習慣

いろいろなものに興味や関心をもち友達と意欲的に遊ぶ子ども

□友達順番やきまりを守り、さまざまな遊びをする。

□身近な事物・事象・文字や数に関心をもち、生活や遊びに取り入れて遊ぶ。

□共同の物を大切にして、譲り合って使う。


食育

食事のマナーを身につけ、好き嫌いをしないで食べる子ども

□食器に手を添えて食べる。

□食事の前に手を洗う。

□食事のあいさつ(いただきます・ごちそうさま)をする。

□いろいろな食品に親しむ。



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