広報 あぐい
2006.06.01
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子どもに伝えたい あぐいのむかし(1)

 


最後まで、家康を思い続けた於大の方(町立図書館所蔵絵画)


洞雲院の静かな森の中に久松俊勝や於大の方をはじめ5基の墓があります。(町指定文化財・史跡)

今回から子どもに伝えたい「あぐいのむかし」を連載します。阿久比の歴史、昔話、文化財を紹介していきます。


於大の方(おだいのかた)

江戸幕府を開いた初代将軍徳川家康の母親於大の方が、戦国時代に阿久比の地に住んでいたことを知っていますか。

於大の方は刈谷で生まれ、14歳で岡崎城の城主松平広忠に嫁ぎ、家康を産みました。

時代は戦国の世、政略により岡崎城を離れ刈谷へ戻り、家康とは離ればなれになってしまいました。

20歳の時、阿久比にあった坂部城(現在の城山公園付近)の城主久松俊勝と再婚をしました。於大の方は15年間、阿久比で過ごしました。

子宝にも恵まれ、波瀾万丈な人生の中でもっとも平和な日々を過ごしたと伝えられています。



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