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2019.08.01


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「つなげよう自然とホタル 未来へと」
第31回 2019ほたるサミット北九州に参加

□問い合わせ先 建設環境課環境係 TEL (48)1111(内1211)

「第31回 2019ほたるサミット北九州」が、5月25日に福岡県北九州市で開催されました。全国6市町(福岡県北九州市、山口県下関市、滋賀県米原市、愛知県阿久比町、和歌山県紀の川市、岡山県真庭市)が集まり、阿久比町からは副町長らが参加しました。

今回のほたるサミットは、ホタルの保護を通じて生物多様性の保全に努めるとともに、豊かな自然を活用した魅力あふれるふるさとづくりを考える場として開催されました。

参加6市町長による市町紹介に始まり、フォーラムでは韓国ホタル研究会、北九州市立高月小学校などの活動発表や自治体の代表者による「パネルディスカッション」が行われ、ホタル保護に対する取り組み、ホタル保護活動の抱える課題などについて話し合いました。

フォーラム終了後には福岡県立八幡中央高等学校芸術コース書道部のパフォーマンスが披露され、ホタル保護への思いを、書を通じて力強く表現しました。

最後に共同宣言が発表され、持続可能な社会の実現に取り組むとともに、ホタルの保護活動を通じて多様な生物の保全を推進し、人とホタルが共生する美しいふるさとを未来へつなげていくことなどを確認しました。

ほたるサミットは、平成元年から毎年参加市町の持ち回りで開催されています。次回の開催地は山口県下関市です。

今回、サミットの会場となっているのは、福岡県北九州市でも有数の都市部である黒崎です。一日目はミクニワールドスタジアムで、連絡協議会を実施し、昨年度の議題である、サミット参加自治体の拡大について真庭市の実施した調査が報告され、熊本県菊池市をはじめいくつかの自治体から前向きな回答があり、次回以降オブザーバーのような形での招待を検討することとなりました。

協議会終了後は市内の視察に向かい、市立水環境館や小倉城天守閣、TOTO MUSEUMを見学しました。夜は待ちに待った撥川のホタル観賞へ。もともと撥川は、川幅が狭い街中の水路だったそうですが、現在は川幅が広がり、川岸に草木が茂る自然豊かな川になっていました。川沿いの遊歩道の照明は川側に覆いを付けて川に強い明りが当たらないよう工夫され、周辺の商店なども常夜灯を消すなどして、ホタルの住みやすい環境づくりに努めていました。以前は生物がほとんどいなかった川が、住宅密集地でありながらホタルが飛び交う川にまで再生したのは素晴らしいことだと感じました。また、地域住民の方が中心となってホタル保護と環境保全のために様々な取り組みを行っているのは、今後も取り組みを持続していくための大きな力になっていると思いました。

翌日開催されたほたるサミットでは、私たちがホタルを通じた生物多様性の保全を地域住民と一体となって進めていくことは、持続可能な社会の形成の一助となるのではないかと感じました。

ホタルサミット参加 建設環境課担当職員

■問い合わせ先
建設環境課環境係 TEL (48)1111(内1211)