第176号 平成30年2月1日発行

10月24日   京都府京都市「議会の政策立案機能・監視機能を活かし、議会力・議員力を高める」研修
10月25日   京都府久世郡久御山(くみやま)町「議会活性化に向けた取組み状況」

渡辺 功 議員

 久御山町の人口1万6,167人。面積は13.86㎢で京都盆地の東西中心線上にあり、交通の利便性も良く有名企業が多く立地。さらに近郊農業も盛んで小松菜や淀大根などの京野菜も有名。

 工業は町の財政に大きく貢献し、京都府内で唯一財政黒字であり、地方交付税も受けていない。

 研修内容は、
①議会の組織及び構成
②議会運営
③議会の予算
④議員報酬
⑤政務活動費
等について説明を受け、意見交換を行った。

 久御山町議会の概要は、議員定数が14名、常任委員会は総務事業・民生教育・広報広聴の3委員会。

 議会運営委員会は6名で構成し、正副議長を除く会派人数・無会派議員数2〜3人で1人選出。

 また町のホームページで議長交際費や政務活動費を公表。

 議会の生中継も行っており、記録映像配信や生中継映像配信はパソコン版、スマホ版の2種類のアクセスが可能。

 行政視察は選定基準を設けるなど、各委員会の費用弁償額が決められている。

 本視察では議会運営のみならず、議員活動全般にわたり幅広く研修を行うことができた。

 今後、本町においても議会改革を検討し、参考にしていきたい。

11月9日   埼玉県大里郡寄居町
11月10日   埼玉県比企郡小川町「町村議会広報全国コンクール入賞の町に学ぶ」

都築清子 議員

【寄居町議会】

平成28年度「町村議会広報全国コンクール優良賞受賞」

 誰に向かって発信するのか、こだわりを破るところからの意識改革。

主な手法
①一般質問の一覧表は分野別で載せている。
②活字が大きい。
③見開き2ページを1面に見せるレイアウト。
④横書き、縦書きが混在しているが、動きのある紙面となっており、ななめ読みしても読みやすくなっている。
⑤写真が多く、キャプションで理解できるよう「見る広報紙」の工夫。
⑥「広報」の腕章を付けた議員が聞きに行き、住民の声が随所に掲載されている。
⑦ページ余白に無駄がなく「用語解説」に有効活用されている。
⑧質問、答弁は質問者本人が校正し、委員会で精査。

【小川町議会】

平成28年度「町村議会広報全国コンクール編集・デザイン部門奨励賞受賞」

 全面リニューアルした際に、委員の若い感覚は「軽すぎる」と言われたが、これまで読まなかった世代にも読まれる効果が生まれた。

主な手法
①一般質問は読まないとわからないものではなく、「見てわかる」という意識で作成。
②2〜3ページ目には、特に読んでもらいたい記事を載せる。
③写真が大きく、キャプションで内容がわかる。
④質問者本人に、写真キャプションなど原稿依頼。
⑤住民参加コーナーを設けている。

 寄居町、小川町とも、印刷業者も参加して作成をしている点が一番大きいと思われるが、いずれも「住民目線」「読まれる広報紙」を常に意識している。本町も新しい委員が加わり、新鮮な気持ちで、住民に親しまれる「議会だより」を目指す。

11月14日   愛知県刈谷市ハイウェイオアシス他「サービスエリアの現状と運用」
11月15日   愛知県名古屋市「除塵機の構造と能力」

山本和俊 議員

平成29年11月14日
刈谷ハイウェイオアシス
駒ケ岳サービスエリア
諏訪サービスエリア
視察内容
①刈谷ハイウェイオアシスのできる前は田、畑、林が多かった。
②平成9年に39ヘクタールが都市計画決定された。
農地転用には10年ほどかかった。

平成29年11月15日
○吉田工機株式会社工場
○福田川河口排水機場

 阿久比町内には3基の除塵機があり、昨年矢勝川除塵機が壊れ、残り2基も老朽化による取り換えが計画されている。

 除塵機の製造メーカーを視察した。

①矢勝川除塵機は平成30年2月までに設置完成する。

②耐用年数は約30年。