3月13日に総務建設委員会、14日に文教厚生委員会を行い、それぞれの委員会に付託された議案の詳細な説明を受け、審査を行った。
主な質疑は次のとおり。
【総務建設】
阿久比町職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び阿久比町職員の育児休業等に関する条例の一部改正
本町職員の育児休業取得状況。
出産をした職員は、すべて取得している。
部分休業(2時間以内)の取得状況。
取得者はいない。
育児休業取得者のリリーフ体制。
臨時職員で対応。
阿久比町税条例等の一部改正
「環境性能割」とは。
自動車の排出ガスの基準によって、平成31年度燃費基準から20%達成車については、取得税が減額となる。
現在の取得税が、平成31年度から「環境性能割」に変わる。
阿久比町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正
簡易式トイレの汲み取り単価の改正は、広域の市町で統一か。
また、設定料金が2倍となるが、どのように検討したか。
統一していない。
半田市、常滑市は同様に改定しているので、そのように設定した。
阿久比町道路線の認定及び廃止
道路認定の条件。
宅地開発の場合、開発許可申請の提出がある。
その際に諸条件があって、例えば、舗装厚とか側溝の斜度などを審査して、合格したものに帰属を受け認定する。
陽なたの丘地区の認定道路には、工事車両によるものとみられる損傷や、側溝のグレーチングに目詰まりなどがある。補修が必要になると思うが。
現地確認する。
平成28年度阿久比町一般会計 補正予算
ふるさと納税業務委託料の減額要因と影響額。
目標設定が高過ぎたこと、返礼品の品数不足が要因と考える。今後、返礼品を徐々に増やす。
影響額は、約828万円。
防犯カメラ設置補助金の減額補正に関し、申請台数とその要因。
申込は1地区で1台。補助額17万2千円。
地区公民館などの申し込みが予定数に達しなかったことが要因である。
平成29年度阿久比町一般会計予算
職員の職員駐車場使用料徴収の考え方と他市町の状況。
平成8年から12年にかけて舗装したことや、駅に近いことによる判断。
近隣市町では、土地条件もあるが、徴収している所が多い。
可搬式小型消防ポンプ積載台車購入費用が3台から1台相当分へ減額された理由。
28年度実績が2台のため減額した。要望が増えれば、補正予算で対応する。
元気な家族農園駐車場整備工事は、農園の中か。
ふれあいの森駐車場ではいけないのか。
ふれあいの森は、開場時間に制限があるので、利用者の利便性を高めるため設置する。
平成29年度阿久比町水道事業会計予算
配水管布設替工事の町道2141号線と3061号線は以前より継続して予算計上されている。今後の対応。
町道2141号線は、用地買収が難航しているためだが、解決しだい工事を進める。
3061号線は、想定外の道路陥没などがあり、周辺住民への配慮から、工事を分割し、残り半分を今年度予算とした。
(山本 恭久 議員)
【文教厚生】
阿久比町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正
以前の条項に、今後36条2項を加えるということだが、サービスの内容を書いているのか。
地域密着サービスの種類。認知症対応型通所介護、小規模多機能型居宅介護の基準・人員が書いてあり、記録の整備となる。
夜間対応型訪問介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、地域密着型通所介護が付け加えられたが、これらのサービスは今までどこに規定されていたか。
今回加わったものは、地域密着型通所介護の事業で、それ以前から他の3つの事業は地域密着型サービスに組み込まれていた。しかし、本町ではサービスを提供する事業所がなく、今後この事業も推進していかなければいけないということで条例に追加した。
特別養護老人ホームのニーズが増えてきた場合の対応。
施設の数については、3年ごとに検討する。
平成28年度阿久比町一般会計補正予算
子どもの数が増えているのに、一時預かり事業費が利用者減で減額になっているのは。
国の基準による補助金で賄われたので減額になった。民間3園が余裕型といって他の児童と一緒に預かる体制をとっていることもある。
ふれあいの森のデイキャンプ場整備の工事費は。来年度の予算に計上していないが、今後は。
昨年9月に、1千200万円計上。補助金申請は今回見送り、再度挑戦したい。
平成29年度阿久比町一般会計予算
相談支援事業を今までの2市2町から町単独でやるとのことだが、どのような体制でやるのか。
相談者は継続して、「もちの木園」を通じて、「愛光園」、「憩いの郷」で対応してもらう。相談業務も東浦町の「らいふ」で愛光園の相談員2名で対応する。
民間保育園運営で中部保育園の0歳児保育が0人となっているが。
保育士不足。保育園の事情で今回0歳児は預かれないので予算も0になった。
民生委員と民生委員協力員の関係をあいまいな形で協力すると、問題が生じるのでは。
協力員を必要と思う民生委員が、行政協力員と候補者を民生児童委員協議会に推薦する。承認後、町長が推薦、町が委嘱する。
ロコモティブシンドロームについては。
ロコモティブシンドローム予防教室をスポーツ医科学研究所の医師、理学療法士、トレーナーが担当し、60歳〜74歳の定年後の方を対象に、運動中心の講義、実技と計測を行う。
平成29年度阿久比町国民健康保険特別会計予算
国民健康保険税が減額になっているが、対象者は増えていないのか。
雇用保険の拡大等により国民健康保険の加入者は増加しないと見込んでいる。
平成29年度阿久比町介護保険特別会計予算
電子連絡帳システム使用料とは。
在宅での医療介護連携にICT(情報通信技術)を導入する。他職種と連携して情報交換する。
平成29年度阿久比町後期高齢者医療特別会計予算
後期高齢者医療になると、人間ドックの助成はなくなるのか。
75歳以上になると後期高齢者医療に変わる。人間ドック・脳ドックは国保の事業なので対象にならない。他市町を参考に今後研究していく。
(田中 千代子 議員)