第173号 平成29年5月1日発行

 平成29年第1回定例会を、3月2日から21日までの20日間開催した。
 今定例会で審議した議案は、条例等10件、補正予算4件、当初予算7件、承認1件、同意1件である。

可決     
平成29年度 阿久比町一般会計予算

反対討論

竹内 強 議員 

 知多半島道路の運営権が愛知県道路公社から民間企業に譲渡された。町内の上り車線に大型パーキングエリアの建設も発表された。民間企業が行うことには何の異論もないが、この事業に県の職員が派遣される。この派遣費用を阿久比町が負担するのは納得できない。
 民生委員は厳しい法律の下で活動している。民生委員の仕事が忙しいというだけで民生委員協力委員を配置するのはいいのか。
 これまで2市2町共同で取り組まれていた「障がい者相談窓口」は新年度も東浦で行われる。少々経費が掛かっても町内に相談窓口を配置すべきだ。
 以上により反対する。

反対討論

山本 恭久 議員 

 町税の税収など、ほぼ横ばい状態で、まだまだ厳しい財政状況にありながら、健全財政の確保と住民福祉の向上に配慮した、一般会計歳入歳出予算総額は、90億2千9百万円で編成されている。
 これは、前年度を15億9千6百万円(15%)下回っている。
 第5次総合計画の「みどりと共生する快適生活空間・あぐい」をめざすための第7年次として、数多くの事業を効率的かつ効果的に盛り込んだ予算であると捉えている。
 今後も、健全な財政運営を期待する。

反対討論

澤田 道孝 議員 

 昨年12月に私の住民監査請求が新聞の記事になった。
 その記事を読んだ町民から私に、投書があった。
 その投書を要約すると次のようになる。
 「新聞見ました。元気な家族農園事業において、町の支出する土地賃借料が高いと聞いた。
 近くの農家の人も土地を貸したいが借り手がいないとっている。
 税金を使用するのであるから安価な賃借料とすべきである。」
 この投書の内容と私の考えが近いこともあり、これをもって反対討論とする。

反対討論

都築 重信 議員 

 新庁舎建設が完了したのもつかの間、新年度予算には新給食センター建設のための事業費が計上されている。老朽化と児童・生徒数の増加により建設が急がれる。
 また放課後児童健全育成事業や民間保育所運営事業は引き続き大事な事業である。
 一方小中学校施設改修、公民館やスポーツ村等の整備にも力を注いでいる。さらに女性消防団の採用や防犯カメラ監視地域のサイン板設置、元気な家族農園事業やホタル事業、はなかつみ園維持管理事業にも力を注いでいる。健全な財政運営に努められることを付け加えまして賛成討論とする。

可決     
阿久比町環境審議会条例
〔新規制定〕

 環境基本計画策定、環境の保全及びごみの減量化に向けての基本的事項に関して、諮問、答申する組織として、環境審議会を設置するため、阿久比町環境審議会条例を制定する。