一般質問 町政を問う > 田中千代子 議員
(菫の会)
問 虐待防止のための子育て支援
答 産後うつ支援の必要性
連日児童虐待事件が報道され、社会問題にもなっている。阿久比町でも虐待相談件数は年々増加している。虐待防止策の一つとしての「産後うつ」支援は。
妊娠から出産後の支援は。
母子手帳の交付時に、保健師が対応し、今の気持ちについてのアンケートを行っている。
出産後の支援は。
出産後、電話で健康状態、育児の不安等を聞き、その後、家庭訪問で不安を軽減できるよう努めている。
乳児全戸家庭訪問事業の現状と課題。
平成21年から全戸訪問し、現在は全員把握している。最初に関った保健師が継続して支援しているが、ケースによっては悩むことがあるため、保健師全員で情報を共有している。
虐待が疑われる時の支援方法と課題。
虐待が疑われる場合、直ちに子育て支援課と対応し、緊急性があれば、ケース会議を開いている。毎月1回連絡調整会議を開き、情報共有、支援方法を検討。課題は通報時に、家庭訪問をするが、その場で解決できないことが多く、経過観察になりもどかしさを感じる。
「産後うつ」発見のため、EPDSの実施は。
乳児訪問時に、母親のメンタル面を観察しているので、使用する予定はない。
保育園入所条件に「虐待やDVが疑われる場合」を加える考えは。
虐待やDVが疑われる場合は、優先的に保育園の入所を行う。あえて記載は考えていない。
「産後ショートステイ」事業の考えは。
実施は難しいが、医療機関と照会しながら、調査研究する。
学校教育で、虐待防止についてどのように教えているか。
人間の尊厳・学校内での人間関係づくり・親子の好ましい関係など学んでいる。
問 特別支援教育の充実
答 特別支援教育指導員を配置予定
特別支援学級に在籍している児童・生徒が増加している。本町における特別支援教育の現状。
特別支援学級に在籍している子どもと支援員の数。
児童・生徒42人。支援員4人(阿久比町全体)
普通学級に在籍し、支援が必要な子どもと支援員の数。
児童・生徒110人。特別支援学級支援員と生活支援員合わせて9人。
特別支援教育についての研修は。
今年度は、保育士や幼稚園・小中学校の教員を対象に3回実施。
個別指導計画と個別支援計画の関連は。
個別支援計画は、乳幼児期から学校卒業までの一貫した長期的な計画。この中で学校生活に焦点を当て作成するものが、個別指導計画。
障害の早期発見のため5歳児健診の考えは。
気になる子どもは、その都度臨床心理士が発達相談に応じているので、予定はない。
特別支援計画の今後の取り組みは。
特別支援教育指導員を配置し、教師の力量と能力の向上を図る。支援員を一本化し、学校の裁量で、必要な支援をする。