平成28年第1回定例会を、3月2日から17日までの16日間開催した。
今定例会で審議した議案は、当初予算7件を始め、条例20件、補正予算4件、その他3件の合計34件であった。
ここでは、最終日(17日)に行った、各議案に対する賛成または反対討論の概略をお伝えする。
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阿久比町道路線の認定
澤田 道孝 議員
事業者は、都市計画法に基づき築造し、本町が寄附採納を受けた道路に対して一定期間を経て、施工上の問題点が発生した場合、事業者が責任をもってその道路の修繕に当たる旨の確約書を交わし道路認定をするべき。
完成間もないこの道路の町道認定に反対する。
今後の道路認定においては一定期間を据え置いた後、道路認定すべきであると考える。 |
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平成28年度 阿久比町一般会計予算
澤田 道孝 議員
「元気な家族農園事業」は1区画約6坪の家庭菜園を年6千円で一般町民に貸借する事業で、町民同士のふれあいを目的としている。
しかしながら現在80区画中、申込者54区画(約68%)と募集予定数を大幅に下回っており、今までに投入した税金は昨年度219万円、本年度予算においては約260万円となっている。
賃借料が継続的に発生することを考えると、費用対効果の薄いこの事業に反対する。
山本 恭久 議員
新庁舎建設事業の最終年度として、予算総額は過去最大規模である。
依然として厳しい財政状況のもと、災害に強い元気なまちづくりを念頭に、阿久比町の発展と住民福祉の向上に努め、「みどりと共生する快適生活空間・あぐい」を目指すため数多くの事業を効率的に盛り込んでいる。
今後も健全な財政運営に期待する。
竹内 強 議員
陽なたの丘をはじめ、阿久比町へ転入してきた住民の中には、共働き世帯が多く、子育てや教育にもっと力を注ぐ必要がある。
以前住んでいた自治体よりも手厚いものにし、阿久比町に来てよかったと言えるような施策を望む。
また、町長の言う名古屋・三河・阿久比のトライアングルは、幹線道路によるスピード化であるが、今町民にとって必要なのは安全な生活道路の整備ではないか。
都築 重信 議員
ホール棟・食堂棟の建設により、町民の皆さまに親しまれる阿久比町のランドマークが無事完成することを望む。
将来必ず到来する少子高齢化や人口減少に対処するため、子育て支援策や高齢者支援策を拡充・継続し、人にやさしい健康・福祉のまちづくりを目指したものとなっている。
学校施設や図書館・公民館など公共施設の整備にも力を入れている。
「安全・安心・安定」、「阿久比らしさ」、「参画と協働」を基本とした「自然と調和した快適なまちづくり」を感じられる予算編成である。 |
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平成28年度阿久比町国民健康保険特別会計予算
竹内 強 議員
国保加入者の多くは、60歳〜75歳の年金生活者とその家族、また、中小零細の自営業者及び農業従事者である。
消費税の値上げや医療制度の改悪により生活費に対する医療費の負担が大きくなっている。
国からの低所得者財政安定支援金は、直接保険加入者の保険料値下げに充てるべきではないか。
国保税値上げを抑えるためであれば、一般会計からの繰り入れを減らすのではなく、国保会計に積み立てておくべき。 |