健康日本21あぐい計画(第2次)
第7回目のテーマは、「たばこ・アルコール」です
たばこが、がんの発症率を高くするということはよく知られています。がん以外にも、全身にさまざまな悪影響を及ぼし、喫煙することで寿命が10年短くなるというデータもあります。しかし、禁煙により、その寿命は取り戻せます。喫煙している人は是非禁煙にチャレンジしてみましょう。
お酒は、適量であればストレス発散などの効果があります。しかし、飲みすぎると、「急性アルコール中毒」「脂肪肝」「アルコール性肝炎」「肥満」など、逆に体に悪い影響を与えます。自分にとっての適量を知り、お酒と上手に付き合いましょう。
健康日本21あぐい計画(第2次)での目標(めざすべき姿)
「たばこやお酒の健康への影響を知る」
それを実現するための「取り組み」は次のとおりです。
- ■わたし(町民)の取り組み
- ▽たばこや多量飲酒の害を理解します
- ▽分煙を心掛けます
- ▽禁煙したい人は、医療の専門的な支援を受けて禁煙にチャレンジします
- ▽未成年者に喫煙・飲酒を勧めません
- ▽適度な飲酒量を知ります
- ■地域や職場の取り組み
- ▽たばこや多量飲酒の害についての知識を普及します
- ▽集まりの場などで飲酒を無理に勧めないようにします
- ▽職場内禁煙を推進します
- ■行政の取り組み
- ▽公共施設の禁煙化(敷地内禁煙の推進)
- ▽たばこの害についての周知
- ▽禁煙・断酒希望者への情報提供
- ▽未成年者に喫煙・飲酒をさせないための啓発
- ▽受動喫煙に配慮している事業所を増やすための啓発
- ■たばこと関連のある病気
- ▽がん:肺がん・喉頭がん・口腔がん・食道がん・膵臓がんなど
- ▽呼吸器の病気:COPD(慢性閉塞性肺疾患)・肺炎
- ▽心筋梗塞
- ▽脳卒中
- ▽胃潰瘍 など
- ■禁煙により実感できる効果
- ▽咳やたんが止まり、呼吸が楽になる
- ▽味覚、嗅覚が鋭敏になり、食べ物をおいしく感じるようになる
- ▽衣服や部屋、口からタバコの臭いがしなくなる
- ▽肌の調子がよくなる
- ▽朝すっきり起きられるようになる
- ■なかなか禁煙できない場合は…
- 「ニコチン依存症」という病気の可能性があり、意思だけで止めることは難しいです。禁煙外来などの医療機関に相談しながら、ニコチンパッチやニコチンガム、経口禁煙補助薬を活用すると、禁煙成功率が高まります。

- ■お酒の適量を知りましょう
- 1日のお酒の適量は、純アルコール量で20グラム程度です。
主なお酒の1日の適量の目安
- ▽ビール
- 中びん1本(500ミリリットル)
- ▽焼酎
- 2分の1合弱(80ミリリットル)
- ▽日本酒
- 1合(180ミリリットル)
- ▽ワイン
- グラス2杯弱(200ミリリットル)