ポイントが2つあります。
(1) 学習の目当てを自分で決め、自ら進んで学習できるようにする。
中学校では、自分から進んで学習する態度を身に付けさせたいと考えています。保護者や教師が、そばに着いて永久に学習を指導することはできません。
中学を卒業すれば義務教育ではなくなり、高校では自ら進んで学習しないと単位が取れません。社会に出て自分に必要な能力や技能を身に付けようとするときには、自分で目標を決めて、計画を立てて行うことが学習を進めていくコツになります。
(2) 自分で学力を分析し、不十分な点は自分で補う。
学校では授業ごとに「これだけは」というねらいを生徒に示し、それができるようになっているか、身に付いているかどうかを評価します。もし、身に付いていなければ、その子どもに対してさらに指導や学習をくり返し追加し、身に付けさせることができるようなシステムをつくっています。評価も自分の足りない学習は何か、得意な学習は何かがはっきり自分で分かるようにしています。そのために自分の力を正しくつかみ、足りないところを自分で補っていく必要があります。
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