広報 あぐい
2008.01.01
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新年のごあいさつ

阿久比町議会議長 竹内 松彦

 

新年明けましておめでとうございます。

希望に満ちた新珠の年を迎えるにあたり、阿久比町民皆々様のご多幸・ご健勝と、本年ますます飛躍できる年でありますよう心からお祈り申し上げます。

旧年中は町政に、議会に多くお寄せいただきましたご指導、ご協力に深く感謝申し上げます。本年も変わらぬご指導ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

思い起こせば昨年1年間、大変悲惨な事件が多く発生し、悲しい1年でした。小さな子どもを道連れにした殺人事件、また、姉弟での殺人、そして最も悪質な飲酒運転による引き逃げ事件で幼い3人の命が亡くなるという悲しい出来事もありました。老後の生活を支える年金記録問題、拳銃を使った非道な殺人事件。食の安全を脅かす相次ぐ偽装事件など、数え切れないほどの事件が起こっています。

愛知県では昨年も交通死亡事故が多発しました。しかし阿久比町では、皆様の努力のおかげで交通死亡事故ゼロという大変喜ばしい年でもありました。新しい年を迎え、町民の皆様のこれから1年、一層のご努力とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

阿久比町では本年も「安全・安心・安定したまちづくり」に向け、行政・議会ともに力を注いでまいります。

いつ起きても不思議でない東海・東南海地震、年々発生の確率が高くなってくる「巨大地震」に対する備えを着々と進めなくてはなりません。そのために小学校・中学校・保育園の校舎、園舎の耐震診断を行い、耐震工事を進め、子どもたちの安全を第一に考えていきます。

子どもたちが安心して通学できる道路の拡充と、環境づくりにも力を注いでまいります。また、高齢化が進む中、お年寄りに「より優しい」道路づくりを進めて行かなければなりません。買い物、病院通い、役場への往き帰りの足も考えていきたいと思います。

そのためには、自主財源の確保が必要不可欠であります。土地の有効活用と企業誘致を積極的に進めてまいりたいと思います。

現在、中部工業団地では、松尾製作所の工場建設が完了し、操業を待つばかりとなっています。草木工業団地では、デンソーウェーブの本社機能のオフィスビルが今年着工されます。

阿久比町は、まだまだ自然が多く、人が住むには大変環境の良い町だと思います。「住んで良かった、住んでみたい町」そんな活気のあるまちづくりを考えながら、開発すべき所は開発し、残すべき所は自然を残して、災害に強い安全なまちづくりに、そして、安定したまちづくりに努力してまいります。

次に、地産・地消を念頭におき、体に優しい、無農薬、無化学肥料で育てた農産物、誰もが安心して口の中に入れられるようなものを作り、広く町内外の人たちに食していただき、若い人たちが楽しんで農業に従事し、生活できるような販売所や、販売網の拡充に努めてまいりたいと思います。町内には、多くの農業耕作地があります。もっともっと農業を見直し、ブランド化を目指し、協力できるような体制づくりにも目を向けていきたいと思います。

次世代の阿久比町を担う子どもたちのために、幼保小中一貫教育が進められており、昨年11月に第1回の実践発表会が行われました。乳幼児から中学卒業まで一貫した教育を進めていくものです。教育は学校だけでできるものではありません。家庭、地域、学校、行政が一体とならなければ、良い子どもたちが育たないともいわれています。隣のおじさん、おばさんまで一緒になって子どもたちを育み、親しみを持って接してこそ、より高い成果が望めるものだと思います。議会といたしましても、側面から大いに応援させていただきます。

“町利民福”。町の利益と町民の幸福を考え、「一日一善」を心の隅に置き、この言葉を忘れずに竹内町政とともに、皆様のご要望に応えれるよう取り組んでまいりますことを約束し、年頭のごあいさつといたします。



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