集団災害事故訓練開かれる

真剣に訓練に取り組む参加者 |
10月31日、阿久比スポーツ村で集団災害事故訓練(知多中部広域事務組合消防本部主催)が実施されました。
通常の緊急援助体制では対処できない大規模な災害(集団災害)で多数の負傷者が発生した場合の消防機関、医療機関、役場、赤十字奉仕団との協力体制の確立など、各団体の運用技術の習得を図る目的で行われました。
訓練は阿久比町内で社員送迎用のマイクロバスと普通車2台の衝突事故が発生し、多数の負傷者や要救助者が発生した想定で始まりました。
事前に負傷者数、負傷程度などの情報は訓練参加者には全く知らされず、現場指揮本部の指揮のもと、救助隊は負傷者救出援助を行い、阿久比町医師会医師はトリアージ訓練、町赤十字奉仕団は応急救護所での手当て、救急隊は病院への搬送などの訓練を行いました。
参加協力をした半田常滑看護専門学校の生徒たちは迫真の演技で傷病者役を演じ、緊迫感に満ちた災害現場の雰囲気と近隣市町の消防防災関係者が多数見学する中、参加者は大切な命を1人でも多く助けられるように、それぞれの持ち場で真剣に訓練に取り組んでいました。 |