広報 あぐい
2007.10.01
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未知の世界で数えきれない思い出ができました

中学生体験事業レポート

 

海外家庭生活体験事業に参加した生徒たちは、ニュージーランドでのファームステイ(農業体験)、ホームステイ、英会話のレッスンなどの貴重な体験を作文にまとめました。そのうちの1編を掲載します。


Wonderful Memories

2年5組  新海 有紗

本当に行くという実感のないまま、日本から生まれて初めて飛び出した私。不安と期待を抱えた私の10日間の旅が始まりました。

長い間飛行機に揺られ、やっと着いたニュージーランド。目の前に広がる素晴らしい大自然を見た瞬間、本当に来たという喜びと感動で胸がいっぱいになりました。でもそれと同時にしっかりコミュニケーションが取れるかという不安と緊張で押しつぶされそうになりました。


ケンブリッジの農場で
ファームスティを体験

ファームステイが始まりました。

私たちを高いテンションと笑顔で迎えに来てくれたのはホストマザーのGailさんでした。Gailさんはおもしろく、簡単な英語をゆっくり使ってくれ、分からない単語は日本語でみんなと相談することもできたので、家へ向かう車の中では言葉に不安を感じることなく過ごすことができました。

ファーム体験は子羊にミルクをあげたり、牛の出産の手伝いをしたり、牛を移動させたりと初体験ばかりで楽しかったです。Gailさんはとても良くしてくれたので、3日間、素晴らしい思い出になり、英語にもかなり慣れることができました。

いよいよホームステイ。マザーのChristineさんが温かく迎えてくれ、私が利用するバス停を何度も繰り返し車で往復して教えてくれました。ゆっくりと簡単な英語を使ってくれ、分からないときは私自身が「こういうこと?」と聞き返し、図にも書いてもらったので理解することができました。でも普通の会話をしたくても分からないことばかりで悔しい思いもしました。話せないもどかしさでいっぱいでした。それでもChristineさんや姉のNatashaさん、Sophiaさんが私に話しかけてくれ、なんとか会話が続くようになっていきました。

語学学校では午前中は英語のレッスンで、午後からは動物園、ヴィクトリアマウンテン、水族館、スカイタワーなどオークランドのさまざまな場所へ実地レッスンに行きました。レッスンはすべて英語で難しかったですが、みんなと一緒だったので楽しく、特にヴィクトリアマウンテンやスカイタワーからの景色は絶景で最高でした。

10日間、外国という未知の世界で私は数え切れない、たくさんの思い出を作ることができました。今までで一番素晴らしい旅になったと思います。この経験をこれからの自分に役立てていこうと思います。もう少し英語が話せるようになったら、また新たな思い出を作るために、ニュージーランドを訪れたいです。


海外家庭生活体験事業参加者
竹内 千弘   白金 遼太
三好  諒   榊原 真央
石田 詩織   新海 有紗
齋田 春乃   林  美穂
新美保奈実   小笠原沙映
(敬称略)


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