今回は道徳・健康教育研究部会です。
1.目指す生徒像(15歳像)
阿久比町小中学校5校の児童生徒と教員を対象に行った実態調査(平成17年12月〜18年2月実施)から次のように設定しました。
(1)自他の生命を大切にし、人のために進んで汗を流す生徒
(2)命の大切さを理解し、自己の健康を管理・改善できる生徒

英比小で行われた幼・保・小交流会 |
2.追求する課題
実態調査や分析から、追求する課題を次の3つにしぼり込み、調査・研究を行いました。
- 幼稚園、保育園や小学校低学年からの積み重ねを大切にして、豊かな心を育む道徳の授業を構築する。
- 性教育や薬物乱用防止教育の町内統一のカリキュラムがない上、意識や行動については個人差も大きい。
幼児期からの発達段階に合わせた性・薬物乱用防止教育のカリキュラムを作成して指導する。
- 体力テストの結果から「握力」「50メートル走」「立ち幅跳び」の3つが、特に小学校で低下し、「筋力」不足が目立つ。
体を動かす遊びが減少し、運動が不足しているので体育の授業の中で体をより多く動かし、子どもたちの「筋力」を向上させる。
体力テスト結果

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3.課題解決に向けた提案・提言
次の3つの提案・提言がされました。
- (1)道徳教育について
- ・園児、児童生徒の発達段階を踏まえた重点目標と重点内容項目の選定
- ・教員の意識・資質の向上を図る取り組み
- ・道徳の授業の充実に向けた環境整備
- (2)健康教育(性・薬物乱用防止教育)について
- ・指導時間の確保
- ・保護者の意識調査および児童生徒の実態を踏まえた18年度版カリキュラムの見直しと新カリキュラムの作成
- (3)体力について
- ・児童の発達段階を踏まえたサーキットトレーニングの実施
- ・各学校の実情に合わせた工夫
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