節度を守って楽しい飲酒
年末は、忘年会やクリスマスなど、仲間と会食をして酒を飲む機会が増えます。
「酒は百薬の長」ということわざがあるとおり、適量の飲酒であれば、血液の流れを良くする、リラックス効果がある、人とのコミュニケーションを円滑にするなど、たくさんの良い効果があります。
しかし、飲酒を長年続けていると、徐々に飲む量が増えていく傾向があり、健康に害を及ぼす場合があります。

★酒を健康的に飲む方法
1.適量を守る
「適量」とは、1日平均純アルコールで約20グラムです。ビールなら中ビン1本、日本酒なら1合、ウィスキーならダブル1杯、焼酎なら2分の1合、ワインなら120ミリリットルに相当します。
2.食べながら飲む
空腹時に一気に酒を飲むと体内への吸収スピードを高め、酔いの回りも早く、肝臓に負担が掛かります。豆腐や豆類、魚、鶏肉など、低脂肪・高タンパク質のつまみを選んで食べましょう。
3.ゆっくり飲む
一気飲み、がぶ飲みなど、飲むスピードが早いと肝臓に一層の負担を掛けてしまいます。
4. はしご酒、ちゃんぽん飲みは避ける
店が変わると気分が変わり、酒の種類が変わると味が変わって、知らないうちに飲み過ぎてしまいます。
5. 濃い酒は薄めて飲む
濃い酒は胃壁を荒らすだけでなく、常に深酔いが味わえるため、アルコール依存症になりやすいといわれています。
6.深夜まで飲まない
例えば日本酒1合を代謝するのに3〜4時間かかります。朝まで酒を残さないために、深夜まで飲むのはやめましょう。
7.薬を一緒に飲まない
薬も肝臓で代謝されるため、一緒に飲むとより肝臓に負担を掛けてしまいます。
8.人に飲酒を強要しない
酒が飲める体質かどうかは生まれつき決まっています。飲み方は個人差があるので人に強要するのはやめましょう。
9.休肝日をつくる
週に2日は休肝日を設け、肝臓を休ませましょう。
10.健康診断を受ける
年に1度は健康診断を受け、肝臓の状態を確認しましょう。 |