2023.06.15
広報あぐい トップ » 保健センター(1)
□問い合わせ先 | 保健センター(オアシスセンター内) | TEL (48)1111(内1520・1521) |
夏になると話題になることの多い熱中症ですが、どうして起こるのか知っていますか。正しい知識を身に付け、しっかりと予防してください。
人間は、常に体内で熱を作り出している一方で、汗をかいて熱を発散し、適度な体温に調節する機能が備わっています。この機能がうまく働かなくなったときに起こるのが熱中症です。次の場合などは体温の調節がうまくいかないことがあります。
▽気温や湿度が高い
▽風が弱い
▽日差しが強い
熱中症は屋外だけでなく、屋内でも起こります。高齢者や、乳幼児は日常生活でも熱中症を起こしやすいため、注意しましょう。
子どもは、大人に比べて背が低いことから地面の熱の影響を受けやすく、体温調節の機能が未熟なため、大人が「このくらい平気」と思っていても、熱中症を起こすことがあります。炎天下での外出や外遊びは控えることをおすすめします。やむを得ず外出する場合は、涼しい服装を心掛け、こまめな水分補給と休息を取るようにしてください。
猛暑日が続く8月は、熱中症の患者数が増加しますが、熱中症は真夏の暑い日にだけ起こるわけではありません。6月後半から7月の晴れ間や、梅雨明けの蒸し暑い時期にも熱中症は起こります。身体がまだ暑さに慣れておらず、体温調節がうまくいかないためです。
めまい、吐き気、ズキズキとする頭痛、皮膚が赤く・熱く・乾いている状態、汗をかかない、極端に高い体温、意識の混濁や消失などがあります。
▽涼しい服装にする
▽日陰を利用する
▽日傘・帽子を使う
▽こまめに水分を取る
涼しい場所で休み、水やスポーツドリンクを飲んでください。ただし、意識がなかったり、嘔吐したりしている人には水を飲ませないでください。
▽意識がない
▽水分の補給ができない
▽呼吸が不規則で脈が弱い
▽唇、爪、皮膚が青紫になっている(チアノーゼ)
▽けいれんを起こしている
▽熱が下がらず、ますます上がっていく
※救急車到着までは、患者の身体は動かさず、あおぐなどして体を冷やしましょう。
« 前ページへ | ▲目次ページへ | 次のページへ » |