第27回愛知まちなみ建築賞で、阿久比町庁舎が表彰されました。既存の中央公民館との一体化を図りつつ、風景に溶け込む親しみやすい町役場を実現させた点が評価されました。

・中央公民館を残し、新たに新庁舎棟と多目的ホール、食堂などを新設し、地域コミュニティの場となる「みんなの広場」（現芝生広場）を中央に整備したことによって、町民が集まる拠点としての機能を大きく高めたこと ・各施設間に配置された半屋外の軒下空間である「縁側モール」によって、建物同士をつなげる通路の役割だけでなく、施設間の連続性をつくり出していること ・段状駐車場から各施設までをゆるやかに階段やスロープでつなぐことで高低差を解消し、敷地内を一体化しつつ全体のボリュームを抑え、自然豊かなまちの風景になじませていること

愛知県により平成5年度から始まった、良好なまちなみ景観の形成や、潤いのあるまちづくりに寄与するなど、良好な地域環境の形成に貢献していると認められる建築物やまちなみに贈られる賞のこと。

詳細は、愛知県公園緑地課のホームページをご覧ください。
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/koen/machiken.html

建築主：阿久比町　設計者：株式会社　安井建築設計事務所　施工者：鴻池・岡戸特定建設工事共同企業体
表紙photo　㈱エスエス　上田　新一郎