第161号 平成26年5月1日発行

一般質問 町政を問う > 渡辺 功 議員

渡辺 功 議員

渡辺 功 議員

問 行政も経営感覚を

答 柔軟に対応


 行政運営もひとつの経営であると考えれば、町民はお客様であり、いかに小さなコストで大きな利益(サービス)を生み出すかが重要な課題。
 行政にとって主な収入は税金であり、収入を増やす策として「増税」「人口を増やす」「企業誘致」「地域経済の活性化」など、いくつかの施策が考えられる。

問

 本町の収入を増やす方策として、中・長期的なものは何を考えているのか。

答

 土地改良事業による工業団地造成、企業誘致。

問

 同様に、収入を増やす短期的な方策。

答

 自動販売機の入札化、バナー広告による広告料、普通財産の貸付など。

問

 よく道路工事などは年度末に集中する。
 これは一年単位で仕事をしている弊害である。
 年度単位にこだわらない事業の執行を考えては。

答

 地方自治法の規定により、一会計年度の予算により事業を執行している。継続費や繰越明許など、事業内容によっては柔軟に対応したい。

問

 平成26年度事業の特徴。

答

 近年にない大型建設工事が続くのが特徴。

問

 「還付加算金の未払い」や職員の「手当の不正受給」の実態。

答

 「手当の不正受給」はなかったが、「還付加算金」の未払いは、平成25年度分で町県民税が38件、42万2千円、国民健康保険税が3件、6千5百円を確認した。

問

 その原因及び防止策。

答

 原因は、「還付加算金」の起算日の法解釈を誤ったためで、今後は関係法令等の確認を徹底し防止に努める。
 「手当の不正受給」の防止策は、手当支給確認を定期的に実施する。


問 町民憲章

答 推進に努力

 町民憲章が制定され10年が経過した。

問

 憲章内容の推進にむけた行政の取りくみ、また成果や課題。

答

 広報あぐいの毎号に掲載。
 町主催会議の冒頭に全員で唱和して町民一人ひとりが自分でできることを思い浮かべ実行するきっかけになればと考え実施している。
 成果は、町民の皆さんが活動を実践し、参画と協働のまちづくりの一助となっている。
 課題は、町民憲章を実践している方々が話し合ったり支援し合ったりする機会が少なく、お互い苦労している。

問

 憲章の前進にむけては、行政の積極的な音頭が必要と考えるが。

答

 町民の皆さんのまちづくりに対する想いを叶える、住民税1%町民予算枠事業などでの財政的支援や実践団体間の交流の場を提供する等、協働のまちづくりに向けた支援を行っていく。


問 60周年記念事業

答 有意義に終了

問

 対予算に対する実績。

答

 過去の周年事業予算を根本的に見直し、既存事業についても趣向を凝らし、できるだけ予算をかけずにより多くの皆さんに参加いただき喜んでいただけるよういろんな事業を開催した。
 例えば「花火大会 in ふれあい盆踊りの夕べ」は、前回の1/5以下の予算であったが、多くの皆さんに楽しんでいただけた。

問

 記念事業の全体的な評価。

答

 「きらめく未来へつなぐ阿久比の心」をテーマに町民と行政が協働して記念事業を進め、団体の皆さんが中心となる事業が特徴的であった。
 11月3日の多くの記念事業やあぐいトリエンナーレ60など、子どもから高齢者まで幅広い多くの年代の皆さんと共に60周年をお祝いできた。
 これからの阿久比町につながる有意義な事業であったと考える。


キャンドルファンタジー60 in 阿久比