2018.12.15
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年末年始は忘年会や新年会など、飲酒をする機会が増える時期です。昔から「酒は百薬の長」と言われるように、適量であれば体に良く、精神的な緊張を緩めてストレスの解消につながります。飲み過ぎると、体に悪い影響を与え、睡眠の質を下げて疲労を増やしてしまいます。
国民の健康増進の目標に関する事項などを定めた厚生労働省の「健康日本21」では、適量の目安は「1日にアルコール分20グラム以内」としています。アルコール分20グラムは、ビールなら中ビン1本、酎ハイ(7パーセント)なら350ミリリットル缶1本、日本酒なら1合、ウイスキーならダブル1杯程度です。
アルコールは、主に睡眠中に肝臓で分解されます。毎日飲酒が続いたり、睡眠時間が短くなったりすると、肝臓はアルコールを分解しきれなくなり、肝機能障害を引き起こす原因となります。少なくとも、週に2日は連続した休肝日をつくり、肝臓を休ませてください。
空腹時の飲酒は、アルコールの吸収が早くなり、酔いの回りが早くなります。つまみを食べながら飲むと、急速なアルコールの吸収を抑えるので悪酔いを防ぐことができると言われています。タンパク質は肝臓の働きを助けるので、つまみには枝豆や豆腐料理、魚などがおすすめです。そのほか、体を守るためにも濃い酒は薄めて飲むようにしてください。
アルコールには利尿作用があるため、体は水分不足になります。飲酒後は、茶や水などを飲み、水分を補ってください。
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