高齢者おかえりサポート事業とは認知症の在宅高齢者が行方不明となった場合に、早期発見、事故の未然防止のため、あらかじめ町に高齢者の特徴や緊急連絡先を登録する事業です。新たに、サポート事業に個人賠償責任保険が加わりました。（保険内容は下記参照）

■登録するメリット

▽早期発見

高齢者が行方不明になった場合、警察などが捜索の際に事前の登録情報を共有することで、早期発見に役立ちます。

▽おかえりサポートシール

靴に貼る「おかえりサポートシール」を5足分渡します。登録者が困っている時などに、声掛けや通報など、周囲から手助けを得られやすくなります。

▽個人賠償責任保険

阿久比町が契約者となり、登録者が偶然の事故によって、他人のものを壊すなどして、法律上の損害賠償責任を負うこととなった場合、最大1億円を補償します。

■対象者

阿久比町に住民票があり、居住している方で以下のいずれかに該当する方（施設入所者を除く）

①65才以上で認知症の方または認知症の疑いがある方

②65歳未満で認知症の方

③認知症以外の理由により行方不明になる可能性がある方で町長が特に必要と認める方

※認知症（疑い）の判定について、診断書または介護保険の認定を受けている方は介護認定申請時の主治医意見書で確認します。診断や介護認定を受けていない方は、登録者本人と面談の上チェックリストで聞き取りを実施します。

■費用

無料

■申請方法

胸より上の写真と全身の写真各1枚（大きさL版）、印鑑（認印可）を持参し、地域包括支援センターへお越しください。なお、写真はできるだけ最近撮影したものを用意してください。

「みんなの敬老会」で写真を撮っているとき、うれしいことがありました。インタビューを受けている方の写真を撮ろうと必死にシャッターを押す私を見て、前列に座っていた夫婦が席を立ち、スペースを譲ってくださったのです。申し訳なさで謝る私に「いいよ。こっちの方が撮りやすいでしょう」と言って見せた笑顔がとても優しげで、心が温まりました。ほかにも、親切にしてくださる方や笑顔がすてきな方がたくさんみえて、私もこんな風に年を取りたいなあと思いました。おじいちゃん、おばあちゃん。これからも笑顔を絶やさず、いつまでも元気にお過ごしください。