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2017.09.01


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阿久比谷虫供養

阿久比谷虫供養について

虫供養は米作りや野菜作りで犠牲になった田畑の虫を供養するために念仏を行ったことが始まりとされ、融通念仏の始祖 良忍上人(1072~1132)により広められ、平安時代終わりごろから阿久比でも行われるようになった民俗信仰行事です。

現在、阿久比谷虫供養は町内13地区の持ち回りで当番を受け持ち、当番地区では前年の虫供養で引き継ぎを受けてから、寒干しや土用干しなど1年をかけて数々の行事を行い、虫供養当日を迎えます。

虫供養当日は、導師の先導で同行衆による念仏が唱和され、道場や小屋にはそれぞれ町指定文化財の掛け軸がまつられます。また、会場内に建てられた大塔婆の下の砂山を小さな子どもに踏ませると「かんの虫封じ」になると伝えられています。

永い歴史があり、戦乱に巻き込まれ中断もしましたが、根強くよみがえった虫供養行事は、まさしく町民の誇れる伝統行事です。この伝統ある民俗信仰行事をぜひ会場でご覧ください。


編集後記

先日、英比保育園の取材にギリギリ到着し、急いで遊戯室に向かおうとした私。ふと床に目をやると、きちんとそろえられた靴を撮影した小さな写真が1枚。何となく足でそろえた状態で遊戯室に向かおうとした私は、行動を反省し、写真に合わせ手で靴をそろえ直しました。文字で注意が書いてあったら、きっと見過ごしていたことでしょう。

園児でも分かるよう、視覚的に注意を呼び掛ける保育士さんの一工夫は素晴らしいと思います。玄関で靴が乱れている我が家にも導入の価値ありです。