広報あぐい

2016.08.01


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

~全国へ発信(210)~

幼保小接続部では、「就学までの子育て支援、および幼稚園・保育園と小学校の円滑な接続を図る」という方針のもと、さまざまな取り組みを行いました。主な取り組みをいくつか紹介します。

幼保統一アプローチカリキュラムと小学校入門期カリキュラムの改訂

阿久比町では、幼保一元化を意識して、幼稚園と保育園の差が小さくなるよう、幼保統一カリキュラムを活用しています。その中でも平成27年度は、特に年長児の「幼保統一アプローチカリキュラム」を見直し、新しく作り直しました。併せて、小学校1年生で実施している「小学校入門期カリキュラム」をより実態に即したものに改訂しました。これら2つのカリキュラムは、平成28年度から実施しています。

えんぴつの持ち方指導4月

正しい鉛筆の持ち方が身に付くように、三角鉛筆を小学1年生に一人3本ずつ、年長児に1本ずつ配付しました。また、幼稚園と保育園には、日常的に使えるように数本まとめて配りました。

幼稚園の教員・保育園の保育士による「小学校体験研修」5月・6月

3月に園を送り出した年長児の担任を中心に、幼稚園の教員や保育園の保育士が小学校へ出掛け、1年生の学校生活の様子を見たり、学習の補助をしたりしました。

授業後には、園と小学校との情報交換や意見交換を行い、保育士や教員の相互理解を図り、連携を深めることができました。

サポートファイル「きらきら」の講習会6月10日

サポートファイル「きらきら」は、生活や学習で支援が必要な子どもたちのより良い成長を願い、保護者と園・学校で作成する個別の教育支援計画です。その「きらきら」作成者である、英比保育園長の井之上重美先生と宮津保育園長の林範子先生を講師に迎え、初めて「きらきら」を使用する保育士・教員を対象にした講習会を開催しました。保護者と保育士・教員の橋渡しとなる「きらきら」の作成に至った経緯や、より良い活用方法を学びました。

小中学校の教員による「幼稚園・保育園体験研修」
幼稚園の教員による「保育園体験研修」
7月・8月

新しく阿久比町の小中学校に赴任した教員が、1日または2日、町内の幼稚園・保育園で体験研修をしました。幼稚園の教員も同様に保育園での体験研修を行いました。参加した教員は、園児たちの普段の様子を知り、保育を学ぶ良い機会となりました。


町一斉幼保小交流会10月30日

町内8つの幼稚園と保育園の年長児が各小学校へ行き、1年生と交流する「町一斉幼保小交流会」を行いました。この交流会は、園児が入学前に小学校の児童と交流を行うことで、入学に対する期待を膨らませることをねらいとしています。

どの小学校も工夫を凝らした「あきまつり」や「あきのフェスティバル」などを行い、園児たちは楽しい時間を過ごし、小学校生活に期待を膨らませることができました。多くの小学校がこの日に学校公開を行い、保護者や地域の方に一貫教育プロジェクトの取り組みとして参観してもらいました。