2016.06.15
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近年、夏になると話題に上ることの多い熱中症ですが、どうして起こるのかご存じでしょうか?正しい知識を身に付け、熱中症を防ぎましょう
高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内でも起こり、救急搬送されるなど、場合によっては死亡することもあります。
特に、子どもは体温調節の機能が未熟な上、大人に比べて背が低いため、地面の熱の影響を受けやすくなります。大人が平気と思っていても、熱中症になることがあるので、炎天下での外出や外遊びは控え、やむを得ず外出する場合は、服装に注意し、こまめな水分補給と休息を取らせましょう。また、高齢者や乳幼児は、日常でも熱中症を起こしやすいので注意が必要です。
人間の体には、体温調節の機能が備わっており、常に体内で熱を作り出している一方で、汗をかいて熱を発散させ、適度な体温を保っています。しかし、次の場合などで、体温の調節がうまくできなくなると熱中症になります。
▽気温や湿度が高いとき
▽風が弱い(風通しが悪い)とき
▽日差しが強いとき
▽体調が悪いとき
▽運動や作業をしているとき
熱中症は、猛暑日の続く8月に多く起こります。しかし、体がまだ暑さに慣れておらず、体温調節がうまくできない6月後半から7月にかけても起こりやすくなります。良く晴れた日や、梅雨明けの蒸し暑くなった日には注意が必要です。
めまい、頭痛、吐き気、汗をかかない、極端に体が熱い、いつもと様子が違う、意識消失などがあります。
▽こまめな水分の摂取
▽通気性の良い衣服の着用
【室内】
▽扇風機やエアコン、遮光カーテンやすだれの利用
【外出時】
▽日傘・帽子の着用
▽日陰の利用
エアコンの効いた室内など涼しい場所で休み、水やスポーツドリンクを飲みましょう。衣服を緩め、体(首、脇の下、足の付け根など)を冷やしましょう。
ただし、意識がない人、嘔吐している人には水を飲ませないようにしましょう。
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