2015.10.01
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阿久比町内の全ての大人が子どもとかかわり、町全体を学舎として子どもを育てることを目指す、阿久比町幼保小中一貫教育プロジェクト。全ての大人が目標とする子どもの姿を共有できるように、義務教育の出口である15歳の生徒像が設定されています。
▽自らを律し、自ら実践していく生徒
▽社会で役立つ学力、社会で生きていく上で必要な人間性、社会で生きていく上で必要な健康と体力を身につけた生徒
このような子どもを育てることを目標に、プロジェクトは進められています。ここでめざしている子ども像は特別なものではありません。普段、小中学校での教育でめざしているものと同じです。これらの人間性・体力などは、学校だけで育まれるものなのでしょうか。
子どもの成長は、「オギャー」と産声をあげた瞬間から始まります。そのときから、周りの大人は、その子どもの成長に対して、責任を果たしていく必要があります。幼稚園や保育園に入園するまでの家庭の責任、幼保小中でかかわる教員や保育者の責任、それぞれの立場や段階でその責任はちがいます。その時期に身につけるべきこと、学力や体力、道徳性、そして学習習慣や生活習慣が確実に身についているかどうかを見極める必要があります。
(「2010プロジェクトin 阿久比」より)
子どもは15歳になるまでの乳児期、幼稚園・保育園、小学校、中学校という成長の段階で、多くの大人とかかわっています。私たち大人は家庭、園・学校、地域という子どもを取り巻く社会環境を整えるのはもちろん、それぞれの段階において、責任をもって子どもに身に付けさせるべきことを教えなければなりません。
幼保小中一貫教育プロジェクト立ち上げ当初に幼稚園・保育園に通う5歳だった子どもが、今年中学3年生になりました。義務教育の最後の年、「15歳の出口」を迎えています。私たち大人は、それぞれの立場や段階で子どもたちとかかわり、その責任を果たすことができていたでしょうか。
阿久比の子どもたちのために、私たちにできること、しなければならないことを考えていきたいものです。
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