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2015.03.01


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みんなで防ごう!高齢者虐待

□問い合わせ先 地域包括支援センター TEL (48)1111(内318・319)

高齢者虐待とは、他者からの不適切な扱いにより高齢者の人としての尊厳や人権を傷つける行為です。家族や介護施設の職員など、高齢者の身近な介護者が虐待をしてしまうことが多く、介護疲れやストレス、相談する相手がいない、折り合いが悪い、経済的な依存などさまざまな要因が重なって起こります。

高齢者虐待は、主に次の5種類に分類されます。
@心理的虐待 威圧的な言葉や態度で脅す、無視、嫌がらせで精神的な苦痛を与える など
A世話の放棄 水分や食事の提供、入浴などの世話を放棄する など
B身体的虐待 暴力行為、外部との接触を意図的に遮断する行為、意図的に薬を過剰に与える など
C経済的虐待 本人に必要な金銭を渡さない、使わせないこと。また、本人の同意なしに財産やお金を使用する など
D性的虐待 無理やりわいせつなことをしたりさせたりする など
高齢者・家族を孤立させない

虐待を防ぐことは、高齢者だけでなく、その介護者などを救うことにもなります。介護者などは介護を一生懸命しているつもりでも、気がつかないうちに高齢者を虐待していることもあります。日常のあいさつや声掛けが、ストレスなどを感じている介護者や、虐待を受けている高齢者に気付くことにつながります。高齢者や介護者などが孤立しないよう、日頃から地域で見守りましょう。また、介護保険などのサービス利用で介護の負担を軽くしたり、介護者が気分転換したりしてストレスを軽くすることもできます。

介護のストレスを感じていませんか。日頃の行動と発言をチェックしてみましょう。

□高齢者の話しかけに対して意図的に無視や子ども扱いする

□言うことをきかないので、ついつい怒鳴ったり、ののしったりする

□忙しくて、入浴や身体を拭くなどの世話や汚物の片付けは後回しにする

□仕事や経済的な理由から空腹を我慢させたり、通院・介護サービスの利用などを控えさせたりする

□排せつの失敗を放置したり、笑ったりする

□良いこと、良くないことを教えるため、たたくなどする

□ベッドに縛り付ける、薬を過剰に服用させるなど、身体拘束・抑制をする

□日常生活に必要なお金を渡していない

□本人のお金や財産を無断で使用したり売却したりする

□無理やりわいせつなことをしたり、させたりする

□問い合わせ先
地域包括支援センター TEL (48)1111(内318・319)