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2015.01.15


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(177)〜

新年明けましておめでとうございます。平成27年の幕開けに当たり、ごあいさつ申し上げます。

日ごろは、本町の教育行政ならびに学校などの教育活動に対しまして、格別のご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。心から感謝申し上げます。

町民の皆さん、初夢はいかがでしたでしょうか。本年も町民の皆さま、そして町内の子どもたちにとって、素晴らしい一年となることを期待してやみません。

幼保小中一貫教育プロジェクト

さて、阿久比町の教育で大切なことは、幼保小中一貫教育の推進です。これは、阿久比町に生活している全ての大人が指導者になり、阿久比町の子どもたちを温かく見守りながら子どもたちの成長に寄り添っていくものです。そのためには、家庭・幼稚園・保育園・小中学校がそれぞれの立場で役割をともに果たすことが大切です。

まず、一番基本になるものは、家庭での親子のつながりです。家庭での生活を通して子どもたちはさまざまなことを学びます。生活習慣や基本的なルールを学ぶのは、やはり家庭です。その上に立って、園や学校では、子どもの人間的な成長を目指すべくいろいろな活動が行われています。その中でさまざまな子どもと関わり、好ましい行動やルールを学ぶことはとても大切です。また、地域の方々が学校に関わってくれることで、子どもたちは行動や生き方など身近な大人から多くのことを学ぶことができています。

阿久比町の教育を支える地域の力

本町では、地域に住む多くの方々が進んで各園や学校に協力してくれています。例えば、小・中学校では、見守り隊として登下校時の交通安全の確保、そして幼稚園や保育園では、野菜づくりや収穫祭などの行事に力を貸してくれています。年齢を問わず、子どもたちを本の世界に招待しようと図書館や学校で読み聞かせもしてくれています。また、教員を目指す地域に住む大学生を中心に“学生ボランティア”として、学校の授業の補助に入って分からないところを教えたり、子どもと運動場で遊んだりしてくれています。子どもたちは、年齢の近い大学生には気軽に声をかけることができ、その存在をとても頼りにしています。

“地域の子どもは地域で育てる”ことが大切です。その取り組みとして、いくつかの小学校で土曜学習を始めました。土曜日に地域の方やボランティアの協力を得て、学校で学習したり行事に参加したりするという自主参加の活動です。まだ、学校の実状に合わせて手探りの状態が続いていますが、今後、“地域の子どもは地域で育てる”この取り組みが広がるように力を入れていきたいと思います。このように地域の方々がいろいろな形で、園や学校に協力を惜しまず活動し、阿久比の教育を支えてくれています。今後も阿久比町の子どもたちの成長のために全力を尽くしたいと思います。

最後に町民の皆さま方の一層のご発展を祈念するとともに教育委員会への理解とご協力をお願い申し上げまして、 新年のごあいさつといたします。