広報あぐい

2013.05.01


広報あぐい トップ » トピックス(4)

幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(136)〜

□問い合わせ先 学校教育課サタデースクール担当 TEL (48)1111(内202)

教育長就任のあいさつ

この度、鳥居久男前教育長の後任として、4月1日付で教育長に就任致しました石井勝巳です。教育長として責任の重さを体中に感じています。これから、阿久比町の子どもたちの健やかな成長を願い、全力で取り組みたいと思いますので、町民の皆様のご理解ご協力とご支援、ご指導をいただきますよう、お願い申し上げます。

阿久比町の宝は、子どもたちです。人材育成は、国家百年の計ともいわれます。幼稚園・保育園や小学校・中学校は、子どもたちを保護者からあずかり育てる義務を持ちます。幸い、この阿久比町は、子どもたちを育てる環境に恵まれています。

一つは、町長はじめ行政、そして議会も「子どもは阿久比町の宝である」という考えを共有してくれていることです。それは、知多半島で初めて中学校の普通教室へのエアコン設置を実現したことにも現われています。小学校にもエアコン設置を計画中であり、少しでも良い環境の中で子どもを育ててほしいという思いを感じることができます。二つ目は、園・学校には、園長・校長をはじめ熱意ある保育士、教師がいるということです。明日を担う子どもたちのために頑張っています。さらに、園・学校の壁を越えて、協働で保育・教育に取り組んでいます。

阿久比町では、平成17年から「幼保小中一貫教育プロジェクト」を進めています。このプロジェクトは「当たり前のことを当たり前にできる子どもを育てる」「0歳から15歳までを一貫した考えで、子どもの成長を育て上げる」ということを念頭に保育士、教師が交流を深め、大切な子どもたちの成長に関わっているものです。「小1プロブレム」や「中1ギャップ」を解消するために連携・情報交換を強固にしながら行われています。多くのすばらしい保育士・教師たちが、子どものことを思い頑張っています。子どもや保護者との信頼関係を作り上げ、安心できる保育・教育へ努力を続けています。町内唯一の中学校に町内4小学校から子どもたちが集う阿久比町の特徴を生かしたプロジェクトの取り組みを、10月31日に開催する全国発表会で披露します。

園・学校は、子どもにとって「社会性、学力、体力をつけるところ」であり、また、「教室は間違うところ」でもあります。子どもにとって安心して間違えられるところでなければなりません。間違いを冷笑するような雰囲気があってはいけません。仲間の間違いを理解して支えるだけでなく、さらにお互いに学び合うことが今必要と考えます。私たちは、間違いを通じて成長していくものと確信しています。

最後に、私は『凡事徹底』ということを大切にしています。この言葉は、誰にでもできる簡単なことを徹底して行い、誰もまねすることができないぐらい続けるという意味です。1年、2年、5年、10年と続けることで、大きな成長や成果が見られるのです。続けてやることで、すばらしいものを後に手に入れることができます。例えば「あいさつ」です。私たちは、あいさつの大切さを理解していますが、自分から他の人に進んであいさつすることは、なかなか難しいものです。それでも、進んであいさつをし続ければ、いつかは自分の周りには、あいさつがあふれるようになるはずです。実現するまで決してあきらめず、あいさつし続ければいいのです。そのときにはきっと、自分自身も大きく成長していることでしょう。

これからも、まだまだ勉強して、より良いものを追い求めていく覚悟ですので、お力添えをお願い致します。