1月21日〜2月21日の期間で実施した「阿久比町新庁舎建設基本設計(案)」に関するパブリックコメント(意見募集)で、皆さんからいただいた意見の要旨と、それに対する町の考え方を紹介します。内容の重複した意見については、一つにまとめて掲載しています。
■意見数
4通(9件)
■意見の概要と町の考え方
- 【意見】
- 駐車場について、新庁舎の基本設計を見ると、駐車場が不足していると思う。役場西側の町営プール跡地部分の駐車場を立体化にしたらどうでしょうか。
- 【回答】
- 町営プール跡地の駐車場計画は、敷地南側に隣接する住宅地の住環境に配慮し、立体式でなく平面式で、比較的交通量の少ない公用車用駐車場としました。
- 【意見】
- 食堂は、町民も利用可能でしょうか。
- 【回答】
- 一般の方の利用も想定しています。
- 【意見】
- 町民活動スペースは、縁側テラスと合わせて閉庁時でも使えますか。(他1件)
- 【回答】
- 縁側テラスは、食堂棟の屋外階段を利用し、閉庁時でも利用可能です。
今後、閉庁時の建物内のセキュリティを確保しつつ、町民活動スペースの運用を検討していきます。
- 【意見】
- 4階ですが14人の議員が使用する諸室としてはあまりにも広く設計されているのではないでしょうか。(他1件)
- 【回答】
- 議場、全員協議会室、委員会室、議員控室、正副議長室など議会機能は、議員数にかかわらず不可欠な諸室です。
町議会からも、新たに会派室は設けず、汎用(はんよう)性の高い利用ができるよう委員会室から会議室への転用、図書室と議員控室の併用など柔軟な計画提案をいただきました。
- 【意見】
- 東側駐車場の上段と下段の間の擁壁(ようへき)と車のガードフェンスは東側からかなり目につくと思われますが修景をどのように対処するのでしょうか。
- 【回答】
- 防護柵の景観的配慮は、防護柵自体がこの景観の中において目立たず、周辺の景観に融和するよう検討します。また、風景の一部として違和感無く存在し得るような形状・色彩の工夫を、設置される擁壁面の処理とあわせて、配慮します。
具体的には、実施設計で東側から見たイメージ画像を作成し、景観重視の設計を行います。
- 【意見】
- ホール棟は耐震T類の強度割増1.5倍から耐震V類の強度割増2.5倍へ、もしくは庁舎棟と同様に免震構造へ設計変更すべきと提案します。
- 【回答】
- ホール棟の耐震T類は、国土交通省「官庁施設の総合耐震計画基準」を参考としており、官庁施設を耐震構造として計画する場合の最高水準に相当し、その中でも特に重要な官庁施設に適用されています。同基準ではT類が最も耐震性が高く、住宅性能評価の耐震等級順序とは逆となっています。
- 【意見】
- エコスペースの1階は光の入りにくい井戸の底のような陰湿な空間になると予想されるがその対処はどうなっていますか。
- 【回答】
- このガラス外装の吹き抜け空間は、「採光」と「自然換気」、火災時の「排煙」を主たる目的としています。
自然換気については、建物外壁に設ける給気窓から自然の風を受け入れます。室内の温度差で発生した上昇気流がエコスペースの排気窓を開放し、電気などのエネルギーを使用しない自然換気の仕組みを取り入れます。
採光については、今後の実施設計で効果的な仕組みを具体的に検討し、積極的な活用を図っていきます。
パブリックコメントの結果は、町ホームページでも公開しています。
町HPトップページ「町政情報」→パブリックコメント→意見募集結果公表案件→平成24年度
- □問い合わせ先
- 検査財政課管財係 TEL (48)1111(内232)