広報あぐい

2012.07.01


広報あぐい トップ » トピックス(8)

幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(116)〜

□問い合わせ先 学校教育課 TEL (48)1111(内202)

幼保小中一貫教育のさらなる前進に向けて

町では、子どもたちが夢や希望をもち、健やかに心豊かでたくましく成長することを願って、平成17年に幼保小中一貫教育プロジェクトを立ち上げました。これまでの7年間の実践活動で、すべてではありませんが初期の目的を達成する段階になってきました。縦糸としての「幼保小中のつながりと指導者の連携」に確かさをはっきりと感じ、横糸としての「園・学校、家庭・地域・行政の連携」に良い兆しが見え始めています。日々の教育活動の中で、直面する課題や問題点を打破し、期待される「心豊かでたくましい、へこたれない人間」に子どもたちを育て上げるため、なお一層充実した保育・教育を進めなければなりません。保育・教育の専門家として当たり前のことですが、もう一度、足下をじっくり見つめ直し、発達段階を考慮した「理論より実践」を主眼においた本物の保育・教育を追求していくことが必要です。しかし、保育・教育は園・学校だけでできるものではありません。家庭や地域の皆さんの強力な支援、協力が求められます。

時間に追われる日々の中でも「忙中閑あり」の精神で、故事の「なせば成る、為さねばならぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」の教えを受けて指導者、大人が強い精神力を発揮しなければ、将来を切り拓く、たくましい人間を育て上げることはできません。幼保園、小中学校の校章である『梅の花』は、2月の厳寒を耐え忍び、長期間に渡って咲き誇り、やがて花は散りますが立派な実へと成長します。寒さに耐え忍べば忍ぶほど、春の温かさを感じるような保育・教育を期待しています。

町民の全知力を結集し、未来を拓く子どもたちの保育・教育に全力で取り組むことは、人生の先輩として当たり前のことです。そして、26,000人の阿久比町民全員が教育者であるという教育理念を持ちたいものです。「子どもたちに教えられ育つ大人たち」と「自分を一歩も二歩も超越した人間に育て上げようとする大人たち」。全町民が「子どもから学ぶ大人、大人から学ぶ子ども」として、全町民が共通の考えと情熱をもち、参画する「学舎(まなびや)」を創造することを目指していきます。

その実現はやがて、不易と流行を鮮明にするとともに教育の在り方を明確にし「未来ある子どもたち」のために価値ある存在になるものと確信しています。

『大人が変われば、子どもも変わる』を合言葉に『教育のまち 阿久比』を構築しようではありませんか。

阿久比町教育委員会教育長 鳥居久男 

□問い合わせ先
学校教育課 TEL (48)1111(内202)