カナダでの体験を通して

（中学生海外家庭生活体験事業）

町では、海外での生活を通して国際的な視野をもった心豊かな人材を育成することを目的として、平成6年度から中学生海外家庭生活体験事業を行っています。17回目となる今年度は、派遣先をニュージーランドからカナダに変更し、8月16日(火)〜8月25日(木)の10日間、10人の生徒が行ってきました。カナダのバンクーバーでは、7日間のホームステイを行い、海外の家庭生活を体験しました。

午前中は語学学校で外国人講師の英語の授業を受け、午後はバンクーバー周辺で英会話の実地訓練を行いました。生徒たちは語学学校まで約1時間、バスや電車を乗り継ぎ、学校まで一人で登校しなければなりません。初日は遅刻する生徒もいましたが、なかなか通じない英語で道やバス停の場所を訪ね、苦労して登校しました。

ホームステイ先でも苦労は絶えなかったようです。言葉が通じなかったり、食事や生活習慣の違いに戸惑ったりの生活を体験しました。それでも生徒たちにとってはどれも貴重な体験であり、充実した毎日となりました。

そんな彼らを支えてくれたのは現地の人たちでした。道に迷えば通りすがりの人が道を教えてくれたり、携帯電話を貸してくれたり親身になって助けてくれたようです。ホストファミリーも生徒を優しく受け入れてくれ、彼らの話を理解するまで何度でも聞いてくれました。

この体験事業を通して、生徒は多くの人の優しさに触れることができ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。また、自分の気持ちを相手に伝えることの大切さ、思いが伝わったときの嬉しさを実感したようです。今後この10人が、国際感覚を磨き、英語力を高め、国際社会で活躍することを期待しています。

今回の体験事業の様子は、阿久比中学校のブログに、中学校の日々の様子とともにアップされています。阿久比中学校ホームページ（http://blog.goo.ne.jp/aguichu/）「日々の歩み（阿久比中ブログ）」の8月16日〜8月25日の記事をご覧ください。携帯電話でQRコードを活用して見ることもできます。

◆◆◆◆◆

□問い合わせ先

学校教育課　TEL (48)1111（内202）