広報あぐい

2011.05.01


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阿久比町短歌の会

絆とはかくも哀しきものなのか 共に過ぎにし月日の重さ 岡本 育与
春の土夜来の冷えの残れども潤ひ帯びて我が手にまみ 竹内 清己
さざ波のごとく緑を揺がせて下校の子手の賑やかな声 勝  曉子
桜咲く桜散っても金がいる我が通帳は薄く成りたる 木村 久世
春一番どこで吹いたか知らねどもなぜかワクワク春待つ心 山崎 淳子
目覚むればハッと息のむ銀世界醜きもの皆覆いかくして 大村寿美子
若さをぱ吸い取られさうとふ友のメール高齢者多きリハビリ病棟 奥田 貞子
あの山も炭焼き小屋も消え失せて吾の思い出をけずりとる鉄爪つめ 加藤かずみ
父母共に元気で豆を撒く笑顔思い出しては初なくなりぬ 佐野 雄造
如月の風に吹かれて干大根軒端に揺れて寒さにたえる 竹内 久恵
夕暮れて置き場忘れし花鋏明けの明星教へてくるる 長坂吉余子
過ぎ去りてもどる事などなき日々を想い出しつつアルバムめくる 西原 禎子

阿久比川柳会作品

課題 「節分」「滑る」
猛暑での豆の不作に鬼笑う 砂 絵
滑走のジャンプは風に歓喜する 早那恵
節分豆まだ食べる気の歯の元気 松 衛
センター試験の悩みに深い雪の道 季 節
国会にぶち込んでやれ節の豆 ますみ
よく滑るロに大臣軽い首 穂多留
福寿草春を待ちます節分に よ し
内緒だよ一言付けて滑るロ 螢 子
古い家にも福呼ぶ声が転がる日 寿美子
嬉しい事書くぺン先の良い滑り 正 江
豆撒いて家に呼びたい伊達直人 みつば
滑るように走りたいです恋の道 登美子
豆撒きを終えて一杯春を待つ 利 夫
長い人生滑れば直ぐに立てば良い 滋 矩

狂俳英比会が記念句会

□問い合わせ先 狂俳英比会(大村) TEL (48)0566

狂俳英比会(町文化協会所属)が第400回の記念句会を4月10日中央公民館本館301号室で開催しました。

句会は、祝賀会のときに行われる伝統的な「花巻」方式で開巻しました。

「花巻」は、選者の句の評価を色紙により表し、句会を華やかなものにするのが特色です。

世界で一番短い詩形文芸といわれる狂俳を皆さんにも楽しんでもらうように秋に狂俳教室の開催を計画しています。

□問い合わせ先
狂俳英比会(大村) TEL (48)0566