「社債」の相談

◇事例（80代女性）

A社から「B社のパンフレットが届いている。B社の私募債（公募によらず特定少数の投資家に対して応募を募り発行される債券）を会社の代わりに100万円で買ってほしい。500万円で買い取るので400万円もうかる。B社から配当も入る」と電話で勧誘された。確かにB社のパンフレットが届いていた以前にも未公開株の被害に遭ったことがあり、お金も払えないので断った。それでもしつこく勧められた。息子も反対しているし契約したくない。自宅の電話に番号表示機能はついているが、電話が鳴るとつい出てしまう。

劇場型と呼ばれる金融商品の悪質商法であり、契約後に業者と連絡が取れなくなる被害が多いこと、今回も、私募債を買ってもA社が買い取る可能性は、極めて低いことを説明しました。勧誘は、毅然（きぜん）とした態度できっぱり断る。また、県の条例で不招請勧誘（顧客からの依頼がないのに勧誘すること）は禁止されていることも併せて伝えました。番号表示機能付きの電話であることなので、電話を取る前に番号を確認し、心当たりのない番号からの電話には、でないようにした方が良いと助言しました。

• 「怪しい社債」はリスクが非常に高く、実体がない恐れもあります。なぜ、自宅の電話番号を知っているのかなど、怪しいと思うことからはじめ、電話による巧みな誘いや強引な勧誘には十分注意しましょう。
• 複数の業者を名乗る電話が立て続けに入り、社債や未公開株などへの投資欲をあおる【劇場型】と呼ばれる投資詐欺に遭わないために、儲け話を安易に信じないようにしましょう。

◎消費生活相談（無料）を行います。ご利用ください。

□日時

4月13日(水)（毎月第2水曜日）　午前10時〜正午　午後1時〜午後4時

□場所

中央公民館本館205号室

□問い合わせ先

産業課　TEL (48)1111（内234）

※知多県民生活プラザでも消費生活相談を行っています。
月曜日〜金曜日　午前9時〜午後4時30分　TEL (23)3300

平成23年南部学区厄歳一同様

南部小学校へ「アルミ棚」7台をご寄付いただきました。