広報 あぐい
2010.7.15
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参加市町の取り組み

〜ほたるサミットあぐい'10〜

 

滋賀県 米原市
ホタルが輝き 笑顔あふれる田舎都市 まいばら
天野川の「源氏ボタル」は昭和27年に国の特別天然記念物に指定され、平成19年には「米原市蛍保護条例」を制定し、ホタルの保護活動に取り組んでいます。ホタルを市のシンボルと位置づけ、市民やボランティアなどとの協働により、発生数調査やパトロール、ホタルの観察会などのホタル保護活動を行っています。
毎年全国から多くの来訪者を迎える「ほたるまつり」では、ホタル保護活動を通して生物多様性やホタルとの共生の大切さを訴えています。
岡山県 真庭市
豊かな自然と地域資源を生かした 人と環境にやさしい真庭市
昭和46年、ホタルの生息地として広く知られている北房地域の住民から「ホタルを保護していこう」と保護団体が結成。現在は北房ホタル保存会が「ホタルとその生息環境をいかに維持していくか」をテーマに保護活動を行っています。
シーズン中のホタルガイドや遮光幕の設置のほか、河川清掃など自然環境保護にも取り組んでいます。ホタルの一生が分かる展示室の設置や学校などへの講師活動など、ホタル保護意識の啓発活動も進めています。
福岡県 北九州市
世界一のほたるのまちづくり
昭和54年に市民から始まったホタル保護活動は、大きな広がりを見せ、現在では街の中を流れる川でもホタルが見られます。
平成4年に「ほたる係」を設置し、ホタルがすむ水辺を守る事業を進めています。
平成14年には学習研究施設「北九州市ほたる館」が開館しました。「国際ほたるシンポジウム」の開催、韓国との交流など、ホタルを通じた海外との交流事業にも力を入れています。
山口県 下関市
「ホタルのひかり」と「人のひかり」
豊田ホタルの里ミュージアムを中心に豊田町内の小学生がホタルの定期・定量調査を行っています。平成21年度からは市内全域で小中学生約70人が、毎日の発生状況を調査する「ホタル情報員」として活動しています。
下関市立西市小学校ではホタルの飼育・放流などを行い、環境への興味・関心を高めるために自然観察会やホタル学習プログラムを実施しています。環境省募集のホタルを守る子どもたちの活動「こどもホタレンジャー」では、優秀賞を受賞しています。
和歌山県 紀の川市
豊かな自然を守り、自然とのふれあいを大切に
紀の川市貴志川町では、昭和50年ホタルの壊滅に近い状態を憂う住民の声を受け、当時の中学生たちがゲンジボタルの飼育を始めました。現在、貴志川ゲンジボタルを育てる会が飼育に努めています。
ホタルの自然発生が活発な地域では、ほたる保存会員らが、河川清掃などの地道な活動を行い、水辺環境の保全を行っています。
愛知県 阿久比町
ホタル飛びかう、豊かな自然を守ります
サミットのテーマでもある「自然と人間の共生 ホタルを守ろう」を合言葉に、「ホタル飛びかう住みよい環境づくり」を目指し、昭和58年からヘイケボタルの調査研究を行っています。毎年、小中学生と町民参加の生息分布調査により、ホタル分布図を作成しています。
ふれあいの森ホタル養殖場では専門員が養殖飼育を行い、1年間通して生態が観察できます。6月下旬にはホタル養殖場を夜間開放して「ほたる観察会」と、体育室で小中学生が描いたホタル保護啓発ポスターを展示し、小さな光を通じて命と環境保護の大切さを伝えています。
町内のすべての小中学校で、ホタルや環境についてのさまざまな取り組みを行っています。東部小学校では環境委員を中心にホタルの飼育活動を行い、全児童がホタルを通した環境教育を実施しています。
町民の中にはホタルの養殖に取り組む方や、ホタル養殖場での活動をサポートしてくれるボランティアなど、多くの皆さんの協力を得てホタルを保護しています。


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