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2020.12.01


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認知症講演会

□問い合わせ先 健康介護課介護保険係 TEL (48)1111(内1125・1126)

10月18日にアグピアホール(中央公民館多目的ホール)で「令和2年度阿久比町認知症講演会」が開催されました。豊田東リハビリテーション病院医師の栁川まどかさんを講師に迎え、認知症の種類や症状、認知症になった方とその家族の向き合い方について講演が行われました。

栁川さんは「認知症は誰にでも起こりうるもの。介護をする方は1人で抱え込まずに、積極的に周りを頼ってほしい。また認知症になった方が楽しく明るくその人らしく生きられるような介護をしていただきたい」と述べ、参加者はメモを取りながら真剣に耳を傾けていました。

講演会の中で、受講者の皆さんから寄せられた質問に、講師の栁川先生から回答をいただきましたので、その一部を紹介します。

Q1.認知症の専門医にかかった方がいいでしょうか?
A.まずはかかりつけ医に相談してください。専門外来は予約が必要です。
Q2.変化に気付くにはどんな点に注意すればいいでしょうか?
A.次の点を観察してください。
① 処方された薬が大量に余っている
② 同じ食品が冷蔵庫にたくさんあり、腐らせることが多くなった
③ 以前はきれいに部屋を掃除していたのに乱雑になった
④ 焦がした鍋が増え、料理のメニューが単調になった
⑤ 預金通帳、保険証を無くしたことがある
⑥ 何度も同じ話をしたり、日付などを確認したりしてくる
⑦ 買い物でお札ばかりを出す
⑧ 言い訳や取り繕いが多くなる
⑨ 身だしなみに気を使わなくなった
⑩ 趣味やずっとやっていた習慣をしなくなった
Q3.アルツハイマー型認知症の初期で、副作用の少ない薬を教えてください。
A.初期からよく処方されるものは抗コリンエステラーゼ阻害薬があり、3種類ありますが、副作用は大差ありません。副作用を生じにくくするために、通常は少量から投与されます。
Q4.認知症の発症予防に効果的なトレーニングはありますか?
A.ウォーキングをしながら計算やしりとりをすることは前頭葉の刺激になり、一時的に認知機能低下の進行抑制に効く可能性があります。
Q5.認知症は発症年齢に関係なくあまり長く生きられないケースが多いでしょうか。
A.認知症の背景疾患が進行性のものかどうかが重要で、進行する速度は疾患によって異なります。高齢の場合は、他の疾患が原因で亡くなることも多いです。
■問い合わせ先
健康介護課介護保険係 TEL (48)1111(内1125・1126)

寝具の洗濯・乾燥サービス事業を実施

□申し込み・問い合わせ先 健康介護課介護保険係 TEL (48)1111(内1125・1126)


おおむね3カ月以上在宅で寝たきり状態の満65歳以上の方を対象に、日常で使用している寝具の洗濯・乾燥を行います。

■日にち
回収12月18日(金)
配送12月25日(金)
■枚数
掛布団・敷布団・毛布各1枚(洗濯・乾燥とも)
■申込期限
12月10日(木)
■申し込み・問い合わせ先
健康介護課介護保険係 TEL (48)1111(内1125・1126)