『うさぎでうれしい　うさぎはうさぎ』

さこ　ももみ／作（講談社）

巣穴から外に出てきたばかりの子ウサギは、母さんウサギが歩き出すと、あっちへぴょこん、こっちへぴょこんと、後に続きます。野原でごちそうを食べたり、高い崖を飛び降りたり、木陰で昼寝をしたり…。
常に母さんウサギの後ろを走っていた子ウサギが、確かな成長を見せる心温まる本です。
（幼児向け）

『ぼくたち　ともだち』

中川　ひろたか／作
ひろかわ　さえこ／絵（アリス館）

ワニのカイ君はウサギのウーちゃんに明日も遊ぼうと誘ったのですが、別の男の子とハイキングに行く約束があると言われ、断られてしまいました。大好きな人と一緒にいることが当たり前と思っていたカイ君はモヤモヤした気持ちを抱えてしまいます。友達関係の複雑な気持ちを繊細に描く絵本です。
（小学校低学年向け）