第183号 令和元年11月1日発行

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新美三喜雄 議員(済和会)

新美三喜雄 議員

令和元年度予算計画

財政の弾力性の中で町民意見を取り入れる

 自治体財政は、「量出制入」歳出を量り歳入を決めるのが大原則と言われるが、政策実現も町財政の健全性が保たれての事である。
 町財政の健全性は、何を基準にしているか。指標を示し、近隣市町との比較。
 【総務部長】健全化比率及び資金不足比率を指標としている。実質公債比率及び将来負担比率は近隣市町より高い値である。
 国・県に準拠する政策と町独自の政策の予算比率は、どうか。近隣市町との比較。
 【総務部長】比率を示すものはない。ただ、自主財源の割合で比較すると近隣市町より低く、経常収支比率で比較すると近隣市町より弾力性がある。
 国・県の補助金獲得に関し、近隣市町と比べて優位か。
 【総務部長】要望書を提出し補助金確保に努めている。近隣市町と比較することは難しい。
 町独自の政策は、どのような過程で立案されるのか。
 【総務部長】町長公約を実現する、及び近隣市町の優れた政策を参考にする場合や、町民からの要望等を受け、調査研究を行い事業化することもある。また、住民税1%町民予算枠制度により、町民の声が直接反映されることもある。
 町民の声である各区・会長からの要望書は、どのように管理され活かされているか。
 【総務部長】担当課で保管している。道路整備などの要望は、用地や道路の状況、危険度等を配慮し優先順位をつけ、各地区の公平性も加味し実施している。
 次世代に向けての「まちづくり懇談会」での意見が町政に反映されているか。
 【総務部長】今回の懇談会でいただいた意見・提言は、町の第6次総合計画策定に反映させていく。
 各政策の住民満足度はどのような指標があるか。政策の評価・見直しのPDCAサイクルはどのように回しているか。
 【総務部長】住民アンケートの中で調査している。政策の評価・見直しについては、「事務事業評価」を毎年実施しており、業務改善や次年度の予算に反映させている。

矢高横川線開通過程

住民の意見を尊重

 長い間土地買収が進まず、工事完了できずにいた区間がようやく完了し、開通するとの期待が高まる中、利用開始が遅れている。
 なぜ、これほど時間を要しているか。
 【建設経済部長】付近の住民の方々や宮津地区代表者との協議、宮津・宮津団地・宮津山田・陽なたの丘の4地区の行政協力員との協議などに時間を要し、現在全体会議に向け準備している段階である。
 現状で開通を反対している住民の意見に対し町の対応は、今後どうあるべきか。
 【建設経済部長】住民の意見を聞くことも大切と考え話合いの機会を設けた。説明会でのアンケートでご意見を伺い、4地区の意見を参考に町としての方向性を決定していく。

阿久比町消防団員不足

地区の協力が必要

 現状の団員不足は、定員124人に対し98人で充足率は79%。
 消防団活動は、緊急出動以外、町行事や地域の行事に大切な存在である。
 団員募集は成果を上げているか。
 【町長】町広報やHPへの消防団活動の紹介や募集記事の掲載、団員による勧誘活動、女性団員によるイベント等での募集活動、行政協力員への依頼を行っているが、定員を満たすまでには至っていない。
 募集に関し、町と地区とのコミュニケーションは十分か。
 【町長】行政協力員会で消防団の現状を報告し団員確保の協力をお願いしている。
 女性消防団員は、どのような役割を担っているか。
 【町長】保育園・幼稚園を回り、幼児期からの防火・防災教育や、イベント等での募集活動などの啓発活動を主に行っている。

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