第182号 令和元年8月1日発行

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新美三喜雄 議員(済和会)

新美三喜雄 議員

職員の人材育成

社会情勢に合わせた人材育成を目指す

 人材育成は、一般に「人・モノ・カネ・情報」と言われるように、組織において重要な要素である。同様に地方自治体においても人材次第で、将来において大きな違いが出てくると考える。
コンプライアンス
法令遵守
ハラスメント
嫌がらせ
eラーニング
インターネットを利用した学習形態
 現在の教育・研修制度と町独自の教育・研修制度。
 【総務部長】知多5町職員研修協議会主催の階層別研修や専門能力研修を各職員が年1回にひとつ以上受講する。
 また本町独自として各職場で担当部署の職員による実務研修やその他コンプライアンス研修・ハラスメント研修等、eラーニングも取り入れ、一人ひとりの資質の向上を図っている。
 今後どのような人材育成に取り組んでいくのか。
 【総務部長】人材育成基本方針の内容を社会情勢の変化に対し適宜見直し、職員同士のつながりが強い特徴を生かしながら、効果的・効率的に職員の能力向上につながる人材育成計画に改定したいと考えている。

町の魅力づくり

観光協会の活動に期待

 海外からの旅行者が増えてきている中、インバウンドを含め全国各地で地域の魅力発掘が盛んになってきている。
インバウンド
訪日外国人旅行
 町の魅力はどんな内容があるか。
 【町長】知多半島の中央部にあり、知多半島道路や名古屋鉄道により、東海地方の空の玄関である中部国際空港や名古屋圏、衣浦大橋を通じて三河圏へのアクセスに優れ、自然に囲まれた緑豊かな町である。
 知多半島道路の上り阿久比パーキングの新設、「愛知多の大地」の計画は、海外や都市部からの観光面でも期待できる。一方で、自然と共生できる環境としてホタルや花かつみ、板山高根湿地、そして温暖な気候と肥沃な土壌を生かした米作り等もある。これらの地理的な好条件と豊かな自然環境が本町の魅力である。
 資源発掘するという視点で、どのような活動をしているか。
 【町長】阿久比町観光協会にて、町内で栽培生産された農作物等や、これらを使った飲食物の取扱い店を「あぐいブランド」とする認定事業や「あぐいっていいね」がたくさん生まれる場所をつくる「阿久比プレイガーデンプロジェクト」事業を展開している。
 観光協会はどのような将来を描いているか。
 【町長】行政組織や商工会とは別組織で、観光事業の振興・地域の振興・地域経済の発展を目的としている。具体的には、HPやパンフレットによる観光情報の発信や阿久比ブランド認定事業による名産品の拡販、キャラクター「アグピー」を活用したPR活動である。将来的には自立した観光関係事業者の集合体として積極的に活動が行われるべきと考える。
 現在ある観光資源は、保護という視点では、十分か。
 【町長】自然環境により左右される資源は、保護を重点に荒廃を防ぐ必要がある。
 花かつみ・ホタル・板山高根湿地などは貴重な自然のバロメーターである。これらの施設・環境を整備する方々の高齢化や後継者不足による継承の難しさが問題と認識している。

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