第180号 平成31年2月1日発行

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小柳みゆき 議員(佐和の会)

小柳みゆき 議員

学校選択制アンケートを行なった理由

予想をはるかに超えた児童数


 9月議会の一般質問で「東部小学校の教室が足りなくなる」問題に対し、町は「学校の自由選択制や学区変更等の考えはない」と答弁した。

 民意を聞く姿勢は良いと考えるが、議会での報告もないまま、なぜか急に「学校選択制を視野に入れたアンケート」を行うことを新聞で発表した。

問

 選択制の導入を視野に入れた理由。

答

 東部小学校の児童増加は、これまで予想してきた人数をはるかに超えた児童数となり、分校制など様々な方策を検討してきた。また、英比小学校の有効活用も考え、住民意見を把握するため、英比小学校区に隣接する陽なたの丘と宮津団地の小学校4年生以下の保護者に対し学校選択制アンケート調査を実施した。

問

 アンケートの内容。

答

 次の8項目。
①お子さんの年齢。
②学校選択制をどう思うか。
③地域や近隣との関係。
④未就学児がどちらの学校を希望するか。
⑤小学生が転校を希望するか。
⑥東部小を選択した理由。
⑦英比小を選択した理由。
⑧自由意見欄。

問

 時期や方法。

答

 11月16日に東部小学校と町内の保育園・幼稚園に依頼し、11月30日までを回答期限とした。

 QRコードから「阿久比町電子申請・届出システム」によりインターネットを利用し回答を依頼し、パソコン、FAX、窓口提出での回答も受け付けた。

問

 対象は保護者となっているが、家庭の事情をふまえ子どもの人格、意見を尊重したものになっているか。

答

 家庭内で子どもと相談し、保護者による回答をお願いした。

問

 東部小学校4年生までと町内の保育園・幼稚園の保護者対象にした理由。

答

 平成32年度入学時期を想定したアンケート調査により、該当する児童、園児の保護者を対象とした。

問

 対象地区の全戸にアンケートを行う考えは。

答

 学校選択制に該当する児童、園児の保護者のみ。

問

 未就園児や年度内に出産を控えている家庭にも行う考え。

答

 出産を控えている家庭にまでは行っていないが、町内にある保育園の0歳児から年少以下の保護者にもアンケート調査を実施した。

問

 既に通学している兄弟、姉妹がいる家庭に配慮されているか。

答

 兄弟や姉妹が同じ学校へ通うことも視野に入れ、アンケート調査を実施した。

問

 転校になった場合の環境に対する配慮。

答

 各学校では、日々望ましい友達関係、人間関係を築くことができるよう、さまざまな場面をとらえて支援や指導を行っている。

 各学校間で情報交換を密にし、児童が気持ちよく学校生活を送れるよう、出来る限りの配慮をする。

問

 学区変更に対する意識調査の希望もあるが。

答

 学区の変更は、多数の児童の転校が発生するため、学区変更に対する意識調査の実施は考えていない。


英比小学校の空き状況

4教室転用可能

 東部小学校の狭い校庭に校舎を増やし、児童が窮屈な生活を送るよりも様々な場面で、余裕のある環境を整え、今あるものを活用できることが理想と考える。

問

 教室の空き状況。

答

 使用していない教室は無い。

問

 普通教室として活用できる教室。

答

 高学年更衣室、算数の少人数学習用、6年多目的室、5年多目的室、1・2年生の生活科で使用する生活科室の4教室は、普通教室として転用できる。


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