第180号 平成31年2月1日発行

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三留 享 議員(親和会)

三留 享 議員

板山高根湿地の今後とボランティア対策

貴重な動植物の保護と環境整備に務める


 板山高根湿地は、自然環境を残す郷土の遺産で、県下有数の湿地として注目されている。

 その維持管理を行っているボランティア会員は、高齢化と減少などで、将来に不安を抱いている。

問

 高根湿地の主な概要。
①施設保有の経緯。
②施設内容。
③維持管理状況と経費。
④町民への還元(観察会など)。
⑤ボランティア活動の内容。
⑥現状における問題点。

答

①果樹園や水田として利用されていたが、後に休耕地となって、湿地性植物の生息が確認された。
その後、植物などの盗掘や踏み荒らしがあり、平成13年から保護対策を行っている。

②本町の東部丘陵地に位置しており、面積は、約1万1,560㎡。
湿地性の植物が自生し、多種の昆虫が生息している。
その他、自然観察用の木道が整備されている。

③ボランティア会員が中心となって、草刈りや木道の補修などを行っている。
土地の借地料101万7,000円。維持管理経費50万8,000円である。

④観察会を年4回開催し、自然の大切さ、保護の難しさを体験してもらっている。

⑤木道の補修や雑木の間伐、雑草の刈り込みなどの他に、自然観察会で説明も行っている。

⑥ボランティア会員の高齢化と減少により、活動に支障をきたしている。

問

 今後の方針。
①保有する目的。
②維持管理水準。
③活用策。

答

①湿地における貴重な動植物を保護すると共に、自然環境を町の財産として、後世に残すことである。

②貴重な動植物の発生状況など、豊橋市の「葦毛(いもう)湿原」や武豊町の「壱町田湿地」などと比較しても同程度である。

③写真撮影会や写真展示会、観察会などを継続していく考えである。
また、自然観察検討委員や、環境ボランティア会員と意見交換しながら検討する。

問

 ボランティアへの対応。
①期待すること。
②活動条件の整備。

答

①このまま継続して活動をお願いしたいと考えている。

②実働会員勧誘などの要望を聞き、活動しやすい環境整備に向けて、お手伝いをする。


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