第175号 平成29年11月1日発行

可決     
平成28年度一般会計歳入歳出決算認定について

反対討論

竹内 強 議員 

 28年度決算書では実質収支は3億4,144万4千円の黒字となっているが、単年度収支は2億3,675万8千円の赤字となる。
 更に実質単年度収支を見ると4億1,571万4千円の赤字になる。
 また、28年度決算では実質収支比率が試算では6.01%と27年度が10.3%から大きく改善されている。しかし、新庁舎建設事業などもこれに含まれることを考えれば、その中味を精査する必要がある。
 本町の課題は子育て問題、高齢者問題、障がい者福祉の問題など山積みされている。その一つひとつをきめ細かく手当をしてゆく行政が求められている。
 こうした観点に立ち28年度決算に対して反対する。

反対討論

勝山 制 議員 

 平成28年度の阿久比町の一般会計決算状況は、歳入110億5,189万円、歳出106億9,671万円となり、昨年度の繰越明許費繰越額1,373万6千円を差し引いた実質収支は、3億4,144万4千円の黒字となったことは、大変評価できる。
 主な新規事業・重点事業として、ホール棟・食堂棟の完成や、「阿久比プレイガーデンプロジェクト事業」など町の魅力を発信した。
 児童の健全育成事業では、施設用地・建物を購入し子育て支援策も実施。
 英比小学校の空調整備、南部・草木小学校のトイレ改修事業など、施設整備を行った。
 当初予算に計上された事業・施策を着実に実行されたことに対しても高く評価できる。
 今後もこの経済状況が早期に好転することは難しいと思われるが、なお一層の行財政の簡素化・効率化に努めるよう要望する。

反対討論

澤田 道孝 議員 

①本町が名鉄株を2,000株所有することに伴い株主に支給される株主優待券について決算書にその取扱いが記載されていない。金額の多少にかかわらず町の収入としてその使途を明確にすべきである。町は監査委員にその取り扱いを確認して頂いていると返答しているが、監査委員に聞くと「その実態を把握していない」とのことで、このようなずさんな取り扱いは不適切といわざるを得ない。
②「元気な家族農園事業」において、土地賃借料が非常に高すぎること、及び用地の選び方について疑義を払拭する明確な説明が無いまま本年度も継続契約されたことは遺憾であり、地元町民からも多数の是正を求める声が上がっている。当然決算は認めるわけにはいかない。

可決     
教職員の定数改善計画の早期策定・実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める意見書

提出者 都築 清子 議員 

反対討論

 未来を担う子どもたちに、行き届いた教育を行うために、少人数学級のさらなる拡充を含めた定数改善計画の策定・早期実施が不可欠である。
 また、全国どこに住んでいても機会均等に一定水準の教育を受けられるように、義務教育費国庫負担制度の堅持・負担率を2分の1に復元することは、国の果たすべき大きな責任である。

     
可決     
道路整備の長期安定的な財源確保に関する意見書

提出者 都築 重信 議員 

反対討論

 道路は、私たちが生活していくために最も重要な基盤であり、災害に強い道路ネットワークの構築により住民の安全・安心を確保することが求められている。
 道路整備を着実に推進するための予算を確保すること、道路財特法の補助率等の嵩上げ措置については、平成30年度以降も継続することを強く要望する。