一般質問 町政を問う > 三留 享 議員
問 「田園町富」と「NAMトライアングル」
答 富めるまちづくり
竹内町長は第4期の施政方針に「田園町富」のスローガンと「NAMトライアングル」の活用による阿久比町の発展と住民福祉の向上をうたった。
新施策の具体的な内容は。
将来の町の姿と推進上の大きな障害・課題。
「田園町富」のスローガンの下、全ての住民が住みやすく幸せに生活できるよう「富める町づくり」を目指す。課題としては、人口が増え続けている本町にあっても、少子高齢化の波を止めることはできず、将来的には人口が減少していくことが予想される。
「NAMトライアングルライン」の具体的な活用イメージ。
名古屋「N」阿久比「A」三河「M」を結ぶNAMトライアングルラインにより、名古屋にも三河にも近いという本町の地の利を最大限に生かす。田園などの自然を守りつつ大都市近郊の利便性を生かし、名古屋や三河のベッドタウンとして、移り住みたい、住み続けたいまちを目指す。
問 仕事のやり方
答 効率化に努力
新庁舎の建設がいよいよ佳境に入っている。それぞれの部門は新しい庁舎、時代にふさわしい業務のやり方に思いをはせていることと思う。
今後の業務のスタンスを問う。
大きく変化する、させたい業務は。
新たな窓口のあり方として、来庁者が担当課を回るのではなく、職員が入れ替わる形や、類似する手続きについても出来る限り一元的に対応するワンストップ窓口を目指す。
全庁的な業務の推進方針・スローガン。
「町民が利用しやすい快適な庁舎」、「安全・安心で利用しやすい防災拠点」を目指す。
ゼロサム、カイゼン、ブレークスルーの観点は。
担当職員がそれぞれの事業を見直し、評価することにより意識改革と政策形成能力の向上を図る行政評価を行っている。さらに昨年からは職員の「カイゼン」意識を醸成するため、職員全員に改善案の提出を求め、経費節減、事務の効率化などに努めている。
問 職業紹介における学校と教育委員会
答 正確な情報提供
先の12月議会における「陸上自衛隊高等工科学校生徒募集」案内の取り扱いについて、答弁内容に違和感を持った。
町が国から委嘱されている自衛官募集業務をどのように考えているか。
地方自治法及び自衛隊法の規定に基づき、町広報、ホームページなどで募集事務を行っている。
「陸上自衛隊高等工科学校生徒」募集は子どもの権利条約批准国として不適切か。
一人一人に進路選択の自由が保障されており、進路情報を希望する生徒やその保護者が、学校案内やチラシなどによって情報を得て、必要に応じて見学・体験など行い、その上で、進路選択の判断することができるよう支援することは大切なことだと考える。
判断を現場の学校長に委ねるのではなく、教育委員会が明確な指針を出すべきではないか。
教育委員会として、進路情報・職業情報を制限することは考えていない。従来から、生徒・保護者への情報提供は、学校長が判断している。教育委員会と学校長が相談し、慎重に取り扱いたい。