第165号 平成27年5月1日発行

可決  
阿久比町教育委員会教育長の勤務時間その他の勤務条件に関する条例の制定

反対討論

杉野 明 議員

 教育の自主性を保障する教育委員会制度を根本から覆すもの。
 今回の改正で首長の意向を受けた教育行政となり、教育の中立性が危ぶまれる。
 同趣旨で「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正等に伴う関係条例の整備に関する条例の制定、阿久比町社会教育委員設置に関する条例の一部改正、知多地方教育事務協議会規約の変更、阿久比町議会委員会条例の一部改正」にも反対する。

     
可決  
阿久比町職員の給与に関する条例の一部改正

反対討論

杉野 明 議員

 人事院の「給与制度の総合的見直し」勧告は単なる配分の見直しではなく、給与引き下げであり、労働基本権制約の代償機関としての役割を自ら放棄する勧告は容認できない。
 また、地域手当の導入により地域間格差が拡大する。

     
可決  
阿久比町介護保険条例の一部改正

反対討論

辻 忠男 議員

 毎年年金が引き下げられ、高齢者の生活は苦しくなる中で、介護保険料の値上げは許されない。
 40歳から介護保険料を掛けながら、いざ使いたい時に使えない状態が生じている。
 介護保険料を値上げではなく、気軽に利用できるようにすることが大切。

     
可決  
平成27年度阿久比町一般会計予算

反対討論

杉野 明 議員

 正規職員が条例定数より6名少ない、財政調整基金の過大な積み立て、障害者の人たちの日常の居場所がない、一の草病院から西の方面に通る道路を早期に作ること、植大地区の豪雨対策、学童保育における指導員の適正な配置がされていない、などを指摘する。

賛成討論

沢田 栄治 議員

 税収等が好転しつつあるとは言え、まだまだ厳しい財政状況の中で、過去最高額の予算である。
 こうした状況の中でも、災害に強いまちづくりを念頭に、阿久比町の発展と住民福祉の向上に努め、積極的に編成された予算であると思う。
 今後も健全な財政運営を期待する。

反対討論

辻 忠男 議員

 子ども医療費の無料化を高校生までとする検討がされていない、国民総背番号制の本格的実施に伴う予算計上、電光掲示板の移設費の計上、各種障害者への対応が不十分であることなどが反対理由である。

賛成討論

山本 和俊 議員

 人口が減少している自治体が多い中、1万世帯に達成したのは喜ばしいこと。
 将来必ず到来する少子高齢化・人口減少に対処するため、子育て支援事業や高齢者をはじめとする福祉施策も充実している。
 また町道補修事業や橋梁補修事業の継続、身近な生活道路や農地などを維持していく施策も充実を図っている。

     
可決  
平成27年度阿久比町国民健康保険特別会計予算

反対討論

辻 忠男 議員

 国保料が高額なため、全国で滞納者が増えている。
 以前、国保税の値下げを強く要望したが、真剣に値下げの検討がされたように思えない。国保税や介護保険料の資産割などを含めた値下げの検討が必要。
 国政でできない部分を、町単独事業として町民を守る責務があると考える。

     
可決  
平成27年度阿久比町土地取得特別会計予算

反対討論

杉野 明 議員

 以前から指摘しているが、1億6,987万円の基金残高が凍結されている。
 一日も早く一般会計に繰り戻し、住民の要望の実施に運用すべき。

     
可決  
平成27年度阿久比町介護保険特別会計予算

反対討論

辻 忠男 議員

 介護保険条例の一部改正で述べたとおり、介護保険料の値上げは許されない。

     
可決  
平成27年度阿久比町後期高齢者医療特別会計予算

反対討論

辻 忠男 議員

 人間を年齢で区分けする医療制度自体が問題。
 また、この予算にも、国民総背番号制導入のための予算が計上されているため反対する。