第163号 平成26年10月15日発行

一般質問 町政を問う > 三留 享 議員

三留 享 議員

三留 享 議員

問 歴史教育で「従軍慰安婦」をどのように教えていたか

答 教育計画に従って伝達


 朝日新聞はこのほど32年間にわたって報道してきた「従軍慰安婦」に関する記事を取り消すと発表した。
 この新聞報道が発端となり「河野談話」が生まれ、世界から日本は性犯罪国家との誤解を生み、国と国民の名誉や信頼が大いに傷つけられている。
 かつて本町の生徒が使用する教科書にも「従軍慰安婦」が掲載されていた。

問

 当時の教育内容と削除された理由、生徒への思いを問う。

答

 平成9年から平成13年の間に使用されていた歴史教科書の「戦争と民衆」の本文中に「朝鮮からは約70万人、中国からも約4万人を強制的に日本に連行して鉱山などで働かせました。また、朝鮮などの若い女性たちを慰安婦として戦場に連行しています」、「戦後補償問題」として「従軍慰安婦や強制連行、日本軍に動員された台湾の人々、国籍による戦後補償の差別など大きな問題となっています」、「政府間の補償だけでなく、強制的に徴兵された兵士や従軍慰安婦への個人補償を求める意見もあります」といった記述がある。
 知多地方の教育計画に従って、記述された内容を、教員が知識として伝達した。
 削除された理由は不明である。
 歴史を学ぶことで中学生が、幅広い視野で自分たちの国のことを誇りをもって、考えてほしい。


問 東部小児童増の対応

答 万全を期す

 東部小学校児童の増加対応として、12教室の増築工事が始まった。
 若い世帯が増えることは町民の一人として大変喜ばしいことである。

問

 万全な受け入れに向けて、設備面、人的面、学童保育は、どのような準備をしているか。

答


東部小校舎増築工事現場

 東部小学校では児童数の増加に伴う校舎増築工事を行っている。
 内容は、普通教室12教室、配膳室・男子トイレ・倉庫を1階と2階に配置し、昇降口を整備する。特別教室は、現在の教室での対応を考えている。
 教員の配置は、愛知県教育委員会による配置基準に基づき適正に配置されている。転校生対応は、学校において対応している。
 学童保育は、耐震施設の整った小学校の施設を使用することを今後、教育委員会と協議する。


問 町民から聞こえてくる不満への改善策

答 ご理解を

 法律による必要性や協同のまちづくりの観点から、町民に委託する事業や町民の参加を仰ぐ事業が多くある。

問

 せっかくの協力者から、「役場内部の都合を優先しすぎる」、「提出する書類が煩雑」などの不満が聞こえる。
 また、住民税1%枠コラボ事業における過大な経費立て替えについても指摘がある。改善策について問う。

答

 事業内容は、透明性を確保し、住民への説明責任を果たすため、実績報告書等書類作成が生じるが、ご理解とご協力をお願いする。書類作成で疑問等あれば担当課に気軽に相談してほしい。
 また、希望される団体には、交付予定額の10分の7または2分の1の概算払いをする。事業の趣旨と性質をご理解いただき、ご協力をお願いする。