第153号 平成24年5月1日発行

平成23年 第3回定例会

可決  
阿久比町税条例の一部改正

反対討論

杉野 明 議員

 個人町民税均等割への加算は、非課税の人にも課税され不公平税制となる。税制の基本は応能負担である。また、退職所得の分離課税における課税所得10%税額控除の廃止は、退職者に対する増税である。年金が減額される中、これから年金生活に入る人への増税はすべきでない。すでに優遇されている証券・株などの税制から見直すべき。

可決  
阿久比町精神障害者医療費支給条例の一部改正

賛成討論

辻 忠男 議員

 精神障害者家族会(さざなみ会)の全議員への働きかけにより12月議会で請願が全議員賛成により採択された。

 3級の対応については、今後の課題となると思うが、10月から1級・2級の全疾患が無料化することを歓迎するとともに、対象者に対し、周知・徹底していただくよう要望する。

可決  
阿久比町介護保険条例の一部改正

反対討論

辻 忠男 議員

 今年度から介護保険料が月額4,400円(750円増)となり、過去最高額である。財政調整基金からの繰入額を増やすなどを行い、値上げはやめるべきである。高齢者にとって年金が下がり、介護保険料の負担増は、我慢の限度を超えている。高齢になっても、本当に生きててよかったと思える町にしてゆくためにも。

可決  
阿久比町立老人憩の家の管理に係る指定管理者の指定

賛成討論

辻 忠男 議員

 あくまでも町立の施設であり、管理者を指定しても、最終責任は町にあると考える。指定管理者任せになりがちだが、役場の監査が必要である。決算書での確認だけでなく、現場確認をすることを要望する。

可決  
平成24年度阿久比町一般会計予算

反対討論

澤田 道孝 議員

 道路新設・物件移転補償費は、例年に比べると50%以上の大幅減となっている。しかし、植大地区の予算と施工箇所は他地区に比べ格段に多い。9ヶ所の内4ヶ所が植大地区である。植大の一部工事はさほど必要性のない工事まで含まれている。これは町長が植大地区を厚遇していることの表れであり、我田引水の予算は認められない。

賛成討論

久保 秋男 議員

 災害に強いまちづくりを念頭に、本町の発展と住民福祉の向上に配慮し、前年度より5.0%増となっている。町民負担の軽減を図るための、新規事業を多く取り入れながら、第5次総合計画の第2年次として、まちの将来像である、「みどりと共生する快適生活空間・あぐい」を目指すまちづくりを推進していくため、積極的に予算編成がされている。町税をはじめ国県支出金及び地方債は適正なものであり、今後も健全な財政運営をされることを期待する。

反対討論

辻 忠男 議員

 膨大な財政調整基金を残しながら、町民の願いや防災に対しての実現があまりにも少ない。

@循環バスを大字すべてに運行することや、運行時間の拡大等の町民の要望を受けとめた予算計上が必要。

A給食センターに放射能測定器を設置し、安全で安心した食材提供をすべき。

B5連動とも言われている地震対策として、これから建設する新保育所の窓ガラスに飛散防止対策が必要。

賛成討論

沢田 栄治 議員

 防災・減災対策など数々の施策を盛り込み、災害対策費を前年の2倍以上としたことは大変評価をする。町民の負担軽減を図るため、子ども医療費の中学生までの無料化、高齢者のタクシー料金助成事業の継続、国保税の負担緩和、新保育所の建設や新庁舎建設に向けた事業、循環バスの試行運行事業及び小中学校の空調整備など、バランスのとれた予算編成である。

反対討論

杉野 明 議員

 町民税の年少控除・特定年少控除を廃止し、7,100万円の増税を見込む一方、多額の財政調整基金を残している。耐震住宅改修補助の拡大や、住宅リフォーム助成制度など、今住民が必要としていることに予算を充てるべき。

 また、負担金640万を要する県職員派遣の必要性は疑問。町職員の資質向上を図るべき。

賛成討論

山本 和俊 議員

 機構改革により「子育て支援課」を設け、保育園と幼稚園を同じ部署で管理し、延長保育や障害児保育も充実させるなど、育児や子育てに一層力を入れたものとなっている。

 災害用備蓄品及び発電機など非常用備品を充実させ、さらには防災対策専任として県派遣職員を配置するなど、災害対策においては、一歩進んだ施策である。

 従来の枠組みにとらわれることなく、「安全、安心、安定のまちづくり」に取り組んだ前向きな予算編成である。

賛成討論

三留 享 議員

 賛成の立場であるが、以下の点について改善を求める。

 文教厚生関係では一部に積算根拠が不明確、コストの検証が不十分、現場の実体に基づかず書類のみで仕事が行われていると懸念されるものがある。総務建設関係では、循環バス運行について、税の公平な分配、正確なニーズ把握のためにも、相応の受益者負担を求める。防災ラジオの購入補助(1台当たり9,240円)は過大である。火災報知器同様商品の紹介にとどめるべき。

可決  
平成24年度阿久比町後期高齢者医療特別会計予算

反対討論

辻 忠男 議員

 後期高齢者医療は、5.86%という大幅値上げである。2012年度からは所得割7.85%から8.55%に、均等割4万1,844円から4万3,510円にそれぞれ値上げとなる。町民からは「これ以上の値上げは限界だ」との声が上がっている。

 広域連合の安全化基金の残高24億円を取り崩して保険料を抑制すべきである。

可決  
平成24年度阿久比町水道事業会計予算

賛成討論

久保 秋男 議員

 地震等災害時における飲料水の確保は、町民の生活を守るうえで極めて重要なことであり、飲料水の確保、給水活動の拠点施設となる上水道第3供給点は1日でも早く整備、完成させなければならない。町東部地区では、宮津特定土地区画整理や陽なたの丘において、着々と住宅建設が進み、供給体制の強化が求められている。このような状況にある中、町当局は上水道第3供給点建設事業を計画的に進めており、その姿勢を高く評価する。

同意  
固定資産評価審査委員会委員の選任

新美正彦氏(宮津)

平成24年4月1日より就任(再任)

同意  
固定資産評価審査委員会委員の選任

伊藤 彰氏(卯坂)

平成24年4月1日より就任(新任)