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    平成30年12月定例会 5期目町長所信表明

    • [更新日:
    • ID:4534

    5期目に臨んでの町長所信表明

    平成30年12月6日

    阿久比町長 竹内啓二

    議長のお許しをいただきましたので、平成30年第4回定例会の開会に当たりまして、町民の皆様並びに議員の皆様に、来る12月18日から迎える、阿久比町長5期目に向けての私の所信の一端を述べさせていただき、ご理解とご協力をお願いするものでございます。

    私は、去る11月25日の町長選挙におきまして、多くの町民の皆様からご支援を賜り、引き続き町政を担わせていただけることに心より感謝申し上げます。

    皆様から寄せられた負託の重みを厳粛に受け止め、微力ではありますがこれまでの経験を生かし、町民の福祉の向上と阿久比町の発展のため、全力をあげて町政運営に取り組んでまいる所存です。 

    さて、今日の我が国は少子高齢化に伴い、本格的な人口減少時代に突入しています。幸い本町におきましては、子育て世代を中心とした多くの皆様に移り住んでいただき人口増加率では愛知県下でも上位を占め、阿久比町は元気のある町として新たなステージへと着実に歩みを進めております。

    町政を運営するにあたり、急速に変化する時代を先取りしながら、常に町民の皆様の生の声を聴き、住民目線で考え、住民の生活・暮らしを守るためにスピード感を持ってさまざまな施策に取組んでまいります。 

    町民の皆様の多くは、安全で安心して暮らせる安定した町づくりを望まれていることと思います。私はこれまで、第5次総合計画で掲げる「緑と共生する快適生活空間・阿久比」の創造を目指して各種の施策に取組んでまいりましたが、この基本は、安全で安心して暮らせる安定した町づくりです。

    昨今の頻発する集中豪雨や台風、発生が危惧される南海トラフ巨大地震などの自然災害への対応、また超高齢社会のさらなる進展、児童生徒数の増加など、町政が抱える課題も多く、町民生活に密着している役場が果たすべき役割は、ますます大きくなっていると感じています。

    町民の皆様が、安全で安心して心豊かに生き生きと暮らすことのできる、この町に住んでよかったと言っていただけるまちをつくりあげていくことが、私の使命であると、決意を新たにしている次第でございます。 

    私たち阿久比町民は、古くから祭礼や虫供養などの伝統行事を大切に継承し、また、緑豊かな田園風景とともに自然を大事にしてきました。

    新たに阿久比町民となられた方々から「阿久比町は人が温かく、交通の便がいいことに加え、緑が多く豊かな自然に恵まれている。」というお話を伺う度に嬉しく、また誇りに思っています。

    私は4年前、次のまちづくりのステージに向かってさまざまな施策の実現に努力すると申し上げました。庁舎周辺は多くの皆様の交流できる、活気のあるパブリックゾーンとなり、そこには行政だけではなく「協働のまちづくり」として町民の皆様によるイベントが、多くの賑わいを生み出しています。そこから、地域の発展と、住民福祉の増進のための施策を発信することが出来始めています。

    これからも町民の皆様との、人の和、地域の輪が広がる自立したまちづくりを進め、役場を町民の役に立つ場と思っていただくことのできる、愛される「役場」になれるよう職員と一丸となって努めてまいります。

    また、緑豊かなこの貴重な自然を守るとともに、名古屋にも三河にも近いという地の利を最大限に活かし、名古屋、阿久比、三河を結ぶNAMトライアングルラインによる町のさらなる発展を目指し、町民が住みよい「田園町富」になるよう頑張ってまいります。 

    今後4年間においては「次世代につなぐ新たなステージ」として、次に掲げる施策の実現に努力してまいります。

    子育て支援と教育のまちづくり

    1つ目は、子育て支援と教育のまちづくりです。

    本町の子どもの人口は増え続けています。子どもは阿久比町の宝であり子ども達が健康で輝きながら育つように、また子育てを支えることが、今の本町の最重要課題であると考えています。

    この児童・生徒数の増加に対処するため、新学校給食センターを完成させます。また、東部小学校の児童数増加については、既にアンケート調査を行っていますが、さまざまな角度から対応方法を検討し、学校の環境整備、改善に向け素早い対応を行います。

    一方、子育てを応援する施策としては、来年10月から始まる保育料無償化の詳細が国から出ていない状況ですが、情報が届き次第、町独自の施策を検討し進めます。また、療育支援の充実を図るため、英比保育園内に児童発達支援事業所を新たに開設します。

    放課後児童クラブについては、待機児童ゼロを目指した整備を進め、中学校3年生までの医療費無料化につきましても、引き続き継続していきます。

    また、子育ての相談窓口である「子育てスタート・ラポール」では、子育てのスタートである妊娠、出産、育児に寄り添い、切れ目のない個別支援のさらなる充実を図ってまいります。

    健康で生きがいのあるまちづくり

    2つ目は、健康で生きがいのあるまちづくりです。

    少子高齢化は、避けることのできない大きな問題です。高齢者だけの世帯や一人暮らしのお年寄りは確実に増えています。

    住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最後まで安心して続けられるよう、生活支援体制整備、認知症施策、在宅医療・介護連携の充実を図り、地域包括ケアシステムのさらなる推進を図り高齢者を守ります。

    また、健康な体を保つことは介護保険料の郡内最低料金を維持することにもつながりますので、介護予防事業のさらなる推進を図り、元気に外出していただけるよう高齢者タクシー料金助成についても継続していきます。

    安全で安心して快適に暮らせるまちづくり

    3つ目は、安全で安心して快適に暮らせるまちづくりです。

    昨今の集中豪雨や台風、大地震など自然災害への備えとして、阿久比排水機場を建設し、英比川・前田川の除塵機の早期更新を進めます。

    また、防災行政無線についてはデジタル化を図り、備蓄品の分散確保のため防災倉庫など防災体制の強化を進めます。

    一方、本町の交通安全、防犯につきましては、交通事故の発生件数、犯罪発生率とも、県下で低い状況にあり、これもひとえに、地域の皆様の普段からの防犯意識、防犯活動のおかげと考えています。

    今後とも、他市町に先駆け進めてまいりました防犯カメラによる犯罪抑止力の向上に努め、町民の生命と財産の安全を守ります。 

    また、町民の貴重な足となる循環バスアグピー号につきましては、多くの皆様にご利用いただきアンケートでも好評をいただいております。今後につきましても皆様の声を聴きながらより良いアグピー号の運行に努めてまいります。また、住民サービスの向上の一環としてコンビニ納税を実施していきます。

    活力あるまちづくり

    4つ目は、活力あるまちづくりです。

    自然をできるだけ多く残すよう努めながら、宮津地区土地改良事業を推進し、企業用地の確保と優良企業の誘致による雇用機会、自主財源の確保に努めていきます。また、土地区画整理事業の未着手地区の事業化を推進します。 

    本町は交通立地条件に恵まれていますが、町の活性化にはやはり本町と近隣市町との交通の利便性を高めることが重要であります。今後とも都市計画道路名古屋半田線、矢高横川線、環状線の早期着手に向け努めてまいります。

    また、新たに整備される知多半島道路上り線の阿久比パーキングエリアに連結した、観光・交流の核となる観光リゾート施設「愛知多の大地」が豊かな田園風景が見渡せる場所に計画されています。これは愛知県有料道路コンセッションの事業ですが、約31,000坪の広大な敷地から多くの賑わいを生み出してくれるものと大きく期待しています。町の大いなる活性化につながるそれらの整備を千載一遇のチャンスと捉え、愛知県や道路公社、商工会などと連携して、実現に向けた取組を進めてまいります。 

    また、体育館につきましては、スポーツの拠点となる総合体育館への要望や、大災害に備えた地区の防災拠点となる避難所機能を備えた地区体育館など以前からさまざまな声が聞こえていました。そこで町民の皆様方に体育館のあり方を話し合っていただく町民会議を開催するなど、町民の意見を反映した体育館基本構想の策定を進めていきたいと考えています。

    以上、基本的な施策の一端を申し述べさせていただきました。具体的な施策の実施につきましては、毎年度の予算編成時に適切に計上させていただきたいと考えております。 

    本町を取り巻く状況は刻々と変化をしています。頑張って活力をつけ、魅力あるまちになることにより人口流出を防ぎ人を呼び込むことが出来ます。本町もアンテナを張り巡らし、国の動向を注視しながら、活力ある阿久比町の創生に邁進いたします。 

    本町では、町民の皆様と行政が一緒になって進める協働のまちづくりが順調に進んでいます。少子高齢化の進行を止めることはできませんが、本町で住宅を手に入れ、新しく町民となられた方も一緒に協働のまちづくりに取り組むことにより地域住民の一体化を図り、老いも若きも、ともに幸せになっていただきたいと考えています。防災、防犯などの安全、安心には、地域が一体となって行動する顔の見える地域づくりが大変重要であります。地域コミュニティーが活発に活動を行うなど、地域が一体なるような環境ができつつあることを大変うれしく感じています。

    結び

    最後になりましたが、私は、過去16年間でさまざまな施策を行ってまいりました。これからの4年間では、次世代につなぐ確かなステージに向かい、現状に満足することなく施策を向上させ、「この町で、笑顔は大きくなる」そんな阿久比町を実感していただけるよう、仕事の鬼となって邁進することをお誓い申し上げます。 

    議員各位並びに町民の皆様に、今後一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげ、5期目の就任にあたりましての所信表明とさせていただきます。ご静聴ありがとうございました。

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    阿久比町役場町長の部屋(人事秘書係)

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